読書

「レクイエムの名手」の追悼文 ベスト10【前編】

今回は菊地成孔の追悼文集「レクイエムの名手」から追悼文のベスト10を選んだ。 普段は2位と7位が入れ替わったとしてもさほど違和感のないような、やや適当なベスト10をお送りしている「何でもベスト10」であるが、今回はやや気合いを入れて選出してみた。…

営業の役に立った本:「赤めだか」立川談春

前々から「営業と関係がないのに営業の役に立った本」というテーマで本を挙げていくコーナーを考え続けていたのだが、そのうちに「営業と関係があって営業の役に立った本」と分ける必要がないように思えてきた。

雑誌卍固め:「ケトル VOL.27 松本清張が大好き!」

このブログには不定期に書かれる、ブログ内の別ブログとでもいったカテゴリーがあって、たとえば時々思い出したかのように書かれる「雑誌卍固め」もその一つである。

三木清「人生論ノート」を再読して再発見した文章のベスト10 【後編】

新潮社のサイトでは「人生論ノート」は「大哲学者が説く、私たちの生き方指南。」と紹介されているが、あまり「生き方」を教えてくれるような本ではないように思う。

三木清「人生論ノート」を再読して再発見した文章のベスト10 【前編】

三木清の「人生論ノート」を最初に読んだのは、おそらく昭和の終わりか平成の初め頃である。今からおよそ二十年以上も前の話で、しかもその頃すでに本書は「ふた昔くらい前の青春の書」というイメージであった。

書くことあり日記:お勧めできない「エア新書」五選

「エア新書」という、遊びで新書のタイトルと表紙を作ることのできるWebサービスで、かなり前に自分が作った新書のリストが出てきたので披露してみたい(「エア新書」そのものは現在も続いているが、以下の新書はすべてリンク切れになっている)。

書くことあり日記:個人史の中の「軽蔑」

軽蔑をめぐる回想記があったら面白いかもしれない。私の場合よく覚えているのは、高校の頃にビートルズを教えてくれたT君がやたらと光GENJIを軽蔑していたことである。

内容にほとんど触れない漫画評:「父母恩重経の話」と行ってみたい時代

子供の頃、ときどき思いがけないタイミングで祖母がやって来ることがあって、しかも、 「アンタの好きそうな漫画を買ってきたげたわよ、ちょいと見てご覧よ」 と、満面の笑みと共にビッグなおみやげまで持参してくれたりしたものである。

アマゾンで高評価の文庫本 ベスト10

アマゾンのカスタマー・レビューで高い評価を得ている文庫本を調べてみた。 と言ってもただ「文庫」で検索して「評価の高い順」で並べ替えただけである。 しかし、方法は安直だが結果は意外性満点で、たとえいかなる大読書家であろうとも、完璧に十冊を当て…

書くことあり日記:にわか村上春樹ファン

今年に限らず、来年か再来年にでも村上春樹がノーベル文学賞を受賞したら、おそらく今までファンだった人たちはますます我が物顔で威張り始めるであろう。一方、アンチ春樹派は「あんなもの、何で売れているのか理解できない」「ノーベル文学賞も地に落ちた…

書くことあり日記:難しいお題

毎日ブログを書いていると、調子のよい時はどのようなお題についてでもある程度の質と量を備えた文章がスイスイ書けるような気になることもある。 その一方で、お題によっては急に何も書けなくなることもある。

書くことあり日記:本物至上主義

「クリスチャンでない人は、ゴスペルを聴いたり歌ったりしてはならない」「黒人でないとジャズはわからない」「映画は映画館で、封切り時に観ないとダメ」といった類の本物至上主義的な意見にどう応じるか、という問題はなかなか人それぞれで、色々な立場が…

人生に影響を与えた一冊

大抵の本は、読んですぐ「あらすじ」「要約」としてまとめることができる程度のものでしかないし、教訓やポイントを整理できるような本から受けた影響など多寡が知れている。

書くことあり日記:「ゴッドファーザー PART1」の音声解説

普段はDVDに付いている「監督による音声解説」はかったるいので聞かないが、「ゴッドファーザー」のパート1だけは気になるので全部聞いてみた。以下はその中で覚えている内容のメモである。ネタバレ的なことも書いてあるので映画を未見の方は読まない方がいい…

書くことあり日記:盗作問題と「竜と詩人」

盗作に関する話題が世の中を騒がせると、その善悪は別にして宮沢賢治の「竜と詩人」という短篇を思い出す。

チラシの裏の豆知識:筒井康隆の「虚航船団」が……!

「チラシの裏にでも書いとけ!」と言われること確実な豆知識を披露する「チラシの裏の豆知識」! チラシの裏の豆知識:「著書プレゼントキャンペーン」の当選者 - 何かのヒント 今回は、図書館で見つけて驚いた本に関する豆知識をご紹介しよう。

チラシの裏の豆知識:「壇蜜日記」には……。

「チラシの裏にでも書いておけばよいではないか……」 と言われそうな豆知識をお伝えし続けているこのコーナーだが、今回はもしかしすると下らなくないかもしれない、有益な知識かもしれない情報をお届けしよう。

書くことあり日記:【一周年記念企画】読書関連の記事のまとめ

読書関連の記事も読み直して、まとめてみた。 しかし「バカバカしい記事」に比べるとずっと少なくて、十二回分だけである。

書くことあり日記:思い込んで読む

たとえば蜂飼耳のエッセーを、勝手に「これは高野文子が書いたエッセーだ」と思い込んで読む。 「さすが高野文子は天才だ」 などと感心しながら、自分で自分を騙し、自分で自分に演技しながら読む。 自分で自分に酔いながら、少し醒めてもいる。

読書の夏 (夏に読み返したくなる本)

今週のお題「読書の夏」 今まさに読んでいる本や夏に読み返したくなるもの、お子さんに読み聞かせしている絵本や思い出の課題図書など、オススメの一冊を教えてください。夏の自由時間を使って、納涼がてら読書を楽しみましょう。 またもや「おすすめの一冊…

ですます調で書かれた名著 十選

私は「ですます調」で書かれた文章を読むのが好きなので、時々ひっそりとそういう本だけを集めて読んだりする。 しかし、そういった嗜好を持つ同志がいないのでやや寂しい。 そこで、どこかにいるかもしれない(いないかもしれない)孤独な仲間たちに向けて…

書くことあり日記:いつも同じ感

題名は書かないが、久々に山本周五郎の小説を読んだら初めて読むのに既読感ただようので、あれっと思ってしまった。

書くことあり日記:「営業と関係がないのに営業の役に立つ本」の序論のようなもの

前々から「営業と関係がないのに営業の役に立った本」というテーマを考えていて、半分は冗談だが半分は本気である。

書くことあり日記:スカート探偵 花森安治

恩田陸の旅行エッセー「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」を読んでいたら、歴史上の有名人で探偵にできそうなのは誰か、とあれこれ冗談半分に考える部分があって面白かった。 マザー・テレサ探偵、ガンジー探偵、他にキューブリック、黒澤明、南方熊楠、稲垣…

初心者の短歌日記:「ダイオウイカは知らないでしょう」

このところ俳句の本ばかり読んでいるので、気分を変えるために短歌の本を読んだ。 と言っても「ダイオウイカは知らないでしょう」は、バカサイで有名なせきしろ(という名前の人)と、当時はまだ直木賞作家ではない、単なる女流作家の西加奈子の二人がリラッ…

最近おもしろかった本

今週のお題「最近おもしろかった本」 最近読んだ本の中で、これは一応のラインより上に行っている!と思えるものはさほどないので、まあまあの本、読みかけの本なども含めて何冊か挙げてみたい。

俳句の本を読む:「新版 20週俳句入門」藤田湘子

以前紹介した句集「蜂の巣マシンガン」の選句をしたのが前回の「魅了する詩型」を書いた小川軽舟で、つまり師弟関係である。小川軽舟のそのまた師である藤田湘子が書いた入門書がこの本になる。

俳句の本を読む:「魅了する詩型―現代俳句私論」小川軽舟

小川軽舟は俳句結社「鷹」の主宰で、この本は俳句の専門誌に連載された文章をまとめた評論集である。 初心者向けの俳句の定義などは書いていないが、結社や師弟関係、切れ字、ポエジー、文語、難解さといったテーマごとに明解な文章で明解な論旨の文章が続き…

俳句の本を読む:「機嫌のいい犬」川上弘美

「機嫌のいい犬」は作家の川上弘美が出した句集で、私が初めて全て読んだと言える句集であった。以前にも少しブログで紹介したことがある。 機嫌のいい犬 作者: 川上弘美 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2010/10/26 メディア: 単行本 クリック: 16回 この…

俳句の本を読む:「蜂の巣マシンガン」竹岡一郎

自信満々で「私は雑多に何でも読みます」とプロフィールに書いている読書家でも、なかなか句集には手を出さない。というかそもそも「句集」という分野は視野に入っていないように思われる。 私も作家や芸能人が余技で出している句集は読んだことがあったが、…

俳句の本を読む:「金子兜太の俳句入門」金子兜太

俳句関連の本を大別すると、「句集」「鑑賞・批評」「アンソロジー」「入門書」「歳時記」の5つくらいに分けられる。 そのうち明らかに多そうなのが入門書で、おそらく売り上げ全体の半分近くは入門書によるものではないかと思う。

書くことあり日記:山本夏彦の名言がドラマに引用されたらしい

ここ数日で急に「嫉妬は正義の仮面をかぶってやってくる」で検索して当ブログに辿り着く人々が増加している。 疑問に思っていたのだが、堺雅人主演のドラマ「Dr.倫太郎」の台詞の中で「好きなコメディアン」の言葉として引用されていたらしい。

初心者の短歌日記:神の親指の痕

以前、と言っても2,3年ほど前に服部真理子という人の短歌に惹かれて、雑誌を何冊か買ったことを思い出した。 調べてみると今ではこの人は歌壇賞という賞を獲っている。

チラシの裏の豆知識:かりあげクンとからあげクン

1980年に連載が開始された「かりあげクン」は、今年で何と!

書くことあり日記:太宰治の「恥」とバカボンのママとその他

気分を一新させるために、今回も「俺」で書いてみることにするぜ。 いきなりだが、太宰治の「恥」という短編は、ある女の子が太宰らしき人物の小説を読んで「自分がモデルにされているに違いない!」と思いこむという内容なのさ。

ひな祭り

今週のお題「ひな祭り」 今日は仕事の関係で朝から長距離バスに乗って遠くまで行った。 「バスの中で暇な時間をどう過ごすか?」というのは、小さいようだが大きな問題である。

チラシの裏の豆知識:2月17日

「俺」っていう一人称でブログを書いてる奴が、近頃すっかり減っちまった。 だから今回は俺がこうして書いてみるぜ。

雑誌卍固め:月刊「みすず」2014年読書アンケート特集号

今週のお題「調味料」 月刊「みすず」恒例の読書アンケート号を読んだ。 年末に色々な出版社から出る「今年のベスト」とか、読者や書店員や評論家が選ぶたぐいのランク付けは、どこか小学校の多数決めいていて、他を圧倒するような本が選ばれるというよりは…

書くことあり日記:「エセー」の感想と抜き書き

2004年頃に読んだ「エセー」の感想と抜き書きが出てきたので、読み返してみたらダイジェストのようで面白かった。

書くことあり日記:「ユーモアのある本」のリストの追加

前々から「ユーモアのある本」というブログを作ろうと思っていて、以前、本のリストだけをこのブログで紹介したことがあった。

「21世紀はどんな世界になるのか」の参考文献からの三十冊

「21世紀はどんな世界になるのか――国際情勢、科学技術、社会の「未来」を予測する」という本が岩波ジュニア新書から出ていて、参考文献がPDFで公開されている(印刷するとA4用紙19ページ分)。

今だから言えること

今週のお題「今だから言えること」 「今だから言えること」というのは、どうやら「お前の過去の恥ずかしい話を告白せよ」というお題らしいので、さっそく考えてみた。

書くことあり日記:変人列伝

今回は「おすすめされても迷惑」という話題を書こうと思っていて「金を一円も払っていないが、金を返せと言いたくなるくらい迷惑で不愉快な、noteのおすすめユーザー」という喩えまで考えていたのだが、たまたま今日はずっと雨が降っていて、雨が降るといつ…

チラシの裏の豆知識:月刊「みすず」の読書特集号について

月刊「みすず」と言えば「読書アンケート特集」号が恒例になっている。

書くことあり日記:たたえよその名を!

ニコルソン・ベイカーの「中二階」の中で「ミシン目」について絶賛する箇所がある。 ここは知る人ぞ知る名調子で、「ミシン目!たたえよその名を!」で検索すると様々なブログやツイッターでの発言が幾つもヒットするほどである。

チラシの裏の豆知識:花森安治の卒論

花森安治の卒論は「衣粧の美学的考察」というタイトルで、「衣粧」とは「衣装」と「化粧」とを合わせた造語、参考・引用文献なしが自慢だという。

書くことあり日記:続・正月番組で見たもの

「正月番組で見たもの」という、ブログとしてはごく普通のテーマを書こうと思うと何故か、かえって緊張してしまう。 それなら普段のこのブログの何が普通なんだろうと考えてみると、これがまたよく分からないのだが、とりあえず見た番組と感想をメモしておこ…

雑誌卍固め:G/get Press vol.156

買う雑誌がなくて弱っている「雑誌卍固め」だが、どっこい世の中にはフリーペーパーというものがあって、要は無料で配布している雑誌である。 これらを紹介すれば、ゆくゆくは貴重な文化遺産になるかもしれないではないか。

雑誌卍固め:「週刊文春」お正月スペシャル号 丸ごと1冊タンマ君!(セブン&アイ グループ限定)

「雑誌卍固め」は、今年も全力で雑誌を卍に固めてゆくぜ!

2014年のお別れ

今週のお題「2014年のお別れ」〈2014年をふりかえる 3〉 今年は、私にもつらい別れがあった。