アニメ映画ベストテン

 

 

「何でもベスト10」という大人気(予定)シリーズを新しく作ってやろうと考えていたところ、ちょうど id:washburn1975 さんのブログ「男の魂に火をつけろ!」で「アニメ映画ベストテン」という企画があったので、早速考えてみた。

しかしアニメ映画はあまり観ていないので、子供の頃の記憶を辿りながらベストテンを挙げるつもりで頑張って、やっと八作品である。

 

5点が上の5作品=25点

10点が下の3作品=30点

で合計55点ということでお願いします。

 

スヌーピーとチャーリー(1969年 ビル・メレンデス監督) 5点

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(1978年 松本零士舛田利雄監督)5点

銀河鉄道999(1979年 りんたろう監督)5点

ルドルフ 赤鼻のトナカイ(1964年 長島喜三、ラリー・レーマ監督)5点

ファンタジア(1940年 ベン・シャープスティーン監督) 5点

時をかける少女(2006年、細田守監督)10点

ルパン三世 カリオストロの城(1979年 宮崎駿監督) 10点

もののけ姫(1997年 宮崎駿監督) 10点

 

 

選考理由や思い出のようなものを一応書いておくと、「スヌーピーとチャーリー」は自分が最初に映画館で観た映画である。

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チャーリー・ブラウンがスペル(つづり)コンテストに出るという話だが、内容が高級すぎて、中学生か高校生くらいになってやっと理解できるのではないかと思う。

スヌーピーは可愛らしい存在ではなく、笑うときもヒーッヒヒヒヒ!と奇妙な声を出したり、妄想の世界に入ったりで幼稚園の自分には気味の悪い動物にしか見えなかった。

しかし異文化体験としては貴重な経験で、後にも先にもこれほど変な印象を受けた映画は珍しい。

 

さらば宇宙戦艦ヤマト」はいま思えば軍歌風の主題歌に、センチメンタルな男のロマンに、どういう訳か「愛」を連呼する結末と、全てが奇妙な作品だが、当時は大変に興奮して、これ以上の感動は二度とないような気がしていた。

 

銀河鉄道999」も映画館に観に行った。さらにBGM集もレコードで持っていて何回も聴いたのだが、何をどう気に入ったのか自分でもよく覚えていない。しかし人生におけるアニメ映画の十作には必ず入る。

 

「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」は大人になってから観た。これは日米合作で、アメリカではスタンダード的な存在になっているという。

 

「ファンタジア」はわざわざ有楽町の映画館に行って1979年頃に観た。「禿山の一夜」のイメージは後に「デビルマン」を読んだ時にまざまざと思い出されたほどである。これも二枚組のサントラを買って何度も聴いた。

 

ここまでは思い出の作品からのベストという感じだが、残りの三作は今でもかなり自分の中で評価の高いものである。

 

時をかける少女(2006年 細田守監督)」はさほど期待しないで観たのだが、最初から最後まで実に面白かった(ちなみに筒井康隆の原作にも原田知世角川映画版にも思い入れがない)。

アニメに対する偏見が無くなったように思えたのだが、この監督は後の「サマーウォーズ」が全く正反対の出来としか思えず、また観なくなってしまった。

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ルパン三世 カリオストロの城(1979年 宮崎駿監督) 」は有名すぎて気が引けるが、何回観ても、何回頭の中で再現しても名場面だらけの名作だと思う。

作中でルパンのいる場所の高さが、そのまま観客の気持ちの盛り上がりとぴったり連動している。

 

もののけ姫(1997年 宮崎駿監督) 」も有名すぎるが、どうしても一番はこの作品ではないかと思う。

封切り当時、この作品なら1500円でなく一万五千円くらい払ってもよいと思った。そう思えるほどの映画は珍しい。

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