書くことあり日記:正月番組で見たもの

 

 

年末年始になると、テレビに特別番組が増えてにぎやかになる。

しかし「これはぜひ見ておきたい!」と思っていても、なかなかピッタリと「特定の時間に番組を見る」という行為ができない。録画をしてまで見たいと思うほど熱心ではないし、根本的に自分にはテレビ視聴能力が欠けているようだ。

もっと言うと、最近は番組をひとつ見るにしても「運」「才能」「努力」「技術」「積み重ね」「習慣化」「意志力」「計画性」等々が必要になっているようにすら思える。

そんな私でも幾つかの番組の半端な視聴には成功したので、記念に少し記録しておこう。

 

二日は「新春お好み将棋対局 ~女流棋士壮絶バトル~」という、将棋の女流棋士のトーナメント戦があって、ほぼ全部見た。

年末にプロアマ男女混合のリレー将棋をやっていて、そこで香川愛生女流王将が強気な手を指していたのが面白かったので、また出てくれないかなと思っていたら登場してくれた。

ちなみにこの人はつい数年前まではショートカットで、箱から出した里芋がビックリしたみたいな顔つきだったのだが、いつの間にか美人棋士という扱いになっている。


しかし、見かけとは裏腹にあだ名が「番長」で、その辺のギャップがまたいい。

最初にトーナメントの組み合わせを決める目隠し詰め将棋があって、いきなり一位通過だったので、準決勝の第二戦からの参戦となった。

その準決勝は、解説の羽生名人が「これはいかがなものか……」というニュアンスの発言をしたほど強気に突っかけていって、そのまま勝ちきるという番長ぶりを見せてくれた。

決勝戦も、攻めの姿勢だったのだが、私に電話が来たせいでいい所を見損ねてしまった(結果は番長の負け)。


夜は、途中からだが「共感百景~痛いほど気持ちがわかる あるある~」というあるあるネタを披露する番組があって、これは結構レベルが高かった。

 

http://www.tv-tokyo.co.jp/official/kyoukan2015/

 

 あるテーマに基づいた「あるあるネタ」を“共感詩”として発表する注目のイベント「共感百景」が再びテレビ番組に!
ルールは簡単。出場者は1テーマにつき2篇の “共感詩”を発表し、出そろった中から最も共感を得たネタ1編が
最優秀共感詩に決定!

番組MCは、劇団ひとり。イベントのMCも務め、小説家の顔も持つ彼が、文学と笑い、
感動の新ジャンルエンターテインメントを臨場感たっぷりにお届け。

さらに、解説には歌人・俵万智と今回から加わる歌人・小説家の東直子が最強タッグで
“共感詩”の世界をより深く掘り下げます。

 

普通はこの手の番組や大喜利の場合、「この人は呼ばなくていいのに」と思うような人がチラホラ混じっているのだが、ハズレと思わせる人や発言が少なく、もっと長い時間をかけて三時間くらいの番組でも退屈しないと思わせるような質の高さだった。

 

今日はNHKで未来予測の番組「ネクストワールド」があるので、それを見たいが、きちんと視聴できるかどうか、今ひとつ自信なしである。

 

http://www.nhk.or.jp/nextworld/

 

 NHKスペシャルの新シリーズ「ネクストワールド 私たちの未来」では、5回に渡って、ビジネス、医療、娯楽などの分野で日々出現する新たなテクノロジーをかみ砕き、私たちの生活をどのように変えていくのかを探っていく。
番組は、世界の科学者などへの広範なドキュメント取材とその研究を裏付けとした近未来ドラマで構成する。
これから起こる21世紀の圧倒的な変化をおびえるのではなく、楽しみ、準備するためのエキサイティングなシリーズ番組である。

●第1回 未来はどこまで予測できるのか(初回のみ73分 一部生放送)
コンピューターの計算能力の爆発的な発達で、未来予測の精度は飛躍的に高まり、 仕事から消費行動、犯罪の防止、さらには人生の進路まで、選択肢が提示される社会が到来しつつある。
ヒット曲予測システムが選んだ無名の女性歌手の夢と不安、人生の伴侶探しのシステムを頼り、88回目のデートを重ね理想の伴侶と出会えた男性の喜び、自分の希望とは違う、人生の進路予測システムの出した指示と葛藤する学生などを取材していく。
未来予測がビジネスのツールとしてだけでなく、個人の生活にも入り込んだ時、私たちは、幸福のために、どう使っていけばいいのか。
近未来ドラマでは、神木隆之介が2045年の若者・清斗を演じる。
知能端末を身につけ、すべての行動は人工知能の未来予測に従って生きている。そんな生活にストレスを感じた清斗はある日、一切の端末を捨てる決心をした。自分の心のままに生きていこうとする清斗。恋い焦がれた女性に告白をするが、思わぬ結末が待っていた・・・。
【番組ナビゲーター・ドラマ出演】神木隆之介

第1回 2015年1月 3日(土) 午後7:30~
「未来はどこまで予測できるのか」
第2回 2015年1月 4日(日)
「寿命はどこまで延びるのか」
第3回 2015年1月24日(土)
「人間のパワーはどこまで高められるのか」
第4回 2015年1月25日(日)
「人生はどこまで楽しくなるのか」
第5回 2015年2月 1日(日)
「人間のフロンティアはどこまで広がるのか」