本来なら「好きなジャケット百選」は、ジャケットの話を中心に置くべきである。しかし、毎度ついつい力をこめて「中身も名盤!」と主張したくなってしまう。
そこで今回は、中身はさほどでもないがジャケットは良いと、心から思える作品を思いついたので発表してみたい。
ずばり!MJQの「フォンテッサ」!
勿論、ヴィブラフォン好きとしては聴き逃せないマスト・アイテム揃いのMJQだが、実際のところミルト・ジャクソンのリーダー・アルバム中心に聴いているので、MJQにはさほど思い入れがない。
しかし一曲だけ「ウッディン・ユー」は物凄く好きで、この曲ばかりCDが擦り切れるほど何度も再生している。お上品な中にもスピード感があって、メロディも美しいので実によろしい。