書くことあり日記:面白い本を読んでいると、いい匂いがしてくる現象

 

 

今はまさに夏の盛りで、ブログを熱心に更新したり、力瘤を入れて長文を書いている人は少ないようである。

私も何となく暑さで弱り気味、と言いたいところだが別に弱っていない。

普通である。

しかし「これを書くぞ!」という題材が特にないので、ひとつ前々から疑問に思っていることを書いてみよう。

 

それは表題にあるように「面白い本を読んでいると、いい匂いがしてくる」という現象のことである。

どんな本を読んでいても必ずそうなるという訳ではなくて、自分が本心から、

「この本は面白いなあ」

と感じると、どこからかいい匂いが漂ってくるのである。

これを自覚したのは20歳くらいの頃で、それ以降も年に1~3回くらいは同じことを感じる。

なぜか「面白い映画を観た」とか「面白い話を聞いた」とか「良い音楽を聴いた」ではダメで、必ず本を読んで、それをかなり本気で面白いと感じた時でなければならない。

また、大抵の場合、本を読んでいる時は自分一人なので「今、いい匂いがしている!」と思っても自分以外の証人は得られた試しがない。

 

では、考えられる原因は何であろうか。

自分が何かを読んで、面白いと感じた時に汗やフェロモンのような物質が出て、その匂いを感じるのか。

それとも、興奮した影響で嗅覚が鋭敏になって、もともと存在している特定の香りだけに反応するようになるのか。

どうもよく分からない。

 

不思議なのは、こういうことが他の人の身にも起きている、という話を見聞きしたことが一度もないことである。たとえば「書店に入るとトイレに行きたくなる現象」のように、定期的にあちこちで話題になるケースとはかなり異なる。

もし同じような経験をしている人や、原因のわかる人や、そうでなくても理由に関する仮説を思いついたという人がいたら、ぜひ教えていただきたい。