内容にほとんど触れない漫画評:「進撃の巨人」のよく判らない人物

 

 

久々に「内容にほとんど触れない漫画評」を書いてみたい。

大人気作品となって色々な意味で映画も話題になっている「進撃の巨人」についてである。

この作品はかなり前に1巻だけ読んで「面白いなあ」と思ったものの、続きを読まずに数年が過ぎてしまった。

 

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

 

 

その次は今年の春頃になってから4巻まで読んで、やはり「これは凄い!さすが世間で騒がれているだけのことはある」と感心したまま、何故か続きは読まずにいた。

 

進撃の巨人(4) (講談社コミックス)

進撃の巨人(4) (講談社コミックス)

 

 

つい最近、お盆にたまたま友人の家に行ったら全巻揃っていて「ブックオフに売るつもりだ」と言うので貰ってきた。

そしてついに!

 

 

最新の17巻まで読み終えた!

これまでは、大きな船の船底で最下層生活を送っていたような状態だったが、今は舳先に出て「タイタニック」のポーズをしているような気分だ!

 

それはともかく、「内容に触れずに漫画評を書く」などという無茶な縛りをよく考えたものだと自分で自分に感心するというか、半ば呆れるような心境である。

しかし、自分のブログなので文句を言っても仕方がない。

中身にあまり触れないように、本筋のネタバレにならないように感想を書くのは難しいが、これから読むつもりの人に一つだけ面白そうなポイントを挙げるとするなら、この漫画には性別がはっきりしないキャラクターが出てくる。

私は当初、何の疑いもなく男のキャラクターだと思って読んでいたのだが、どうも違うらしいような、自信が揺らぐようなことがあったので検索してみたら何と、作者自身が性別をどちらにするか、明言を避けるようなことを言っているのであった。

通常、漫画で描かれる女性は概ね「目がきれい」か「胸がある」ことになっているので、そこをよく注意して眺めてみても判らない。16,17巻になってもまだ判らない。いつまで経っても男女どちらにも見えてしまう。

ちなみに現実の世界で言うと将棋棋士山崎隆之(やまさき たかゆき)八段が女装したような雰囲気である。

 

山崎隆之の一手損角換わり (マイナビ将棋BOOKS)

山崎隆之の一手損角換わり (マイナビ将棋BOOKS)

 

 

また、この漫画は「デビルマン」に似ている点が多々あるので、両性具有的な人物というのも、ややデビルマンを意識した設定なのかもしれない。

そういう訳で、これから読もうという方は、どの人物がその人なのかを考えながら読むと楽しめるのではないかと思う。


別の記事へジャンプ(ランダム)