ポメラニアン日記:今まで飼っていた犬との違い六選

 

 

~前回までのあらすじ~

日記のあらすじというのも変な話だが、急にポメラニアンの子犬を飼うことになったので、時々このブログでその犬(p)の様子を書くことにした。

 さて、今回は今までに飼っていた雑種の中型犬との違いについて、六つほど挙げてみたい。

 

1.散歩の距離が短い!

 

今まで2年近くも檻の中で育てられたため、あまり積極的に外へ出ようとしない。

障害物がなくても、急にハタと足を止めることが多い。

散歩をしていても、ある程度の距離まで来ると、

「もう進みたくない。帰る」

とばかりに無言でクルリと振り返って、座ってしまう。

そういう風に育ってしまったのだ。

「悲しい運命の悪戯に翻弄されて、気の毒な奴だなあ」

などと同情していたのだが、それでも一日毎にだんだん調子に乗ってきて、活動範囲を広げつつある。

今日は真っ直ぐな道を100㍍ほど全力で走った。

 

 

2.シャッターのきしむ音に魅了されている!

 

近所のSさん宅の古い車庫のシャッターが閉まるとき「ウィーン」という音に混じって「キイキイ」「キューッ」「キイイイイイイ」という高音も発せられる。

pはこの音が好きらしく、散歩綱を引っ張って、そちらに行こうとするほどである。

私はSさんとさほど話をしたことがないので、余り行きたくない。

よって、遠くからpと一緒にその音を鑑賞するだけである。

pは「魅せられて……」といった風情の後ろ姿のまま、シャッターの音が鳴り止むまでじっと動かない。

 

魅せられて(2004Version)

魅せられて(2004Version)

 

 

確かゴジラの鳴き声は、シャッターの閉まる金属音と動物の声などの合成であると何かで読んだことがある。動物が反応するポイントを押さえているらしい。

ちなみにかつて飼っていた猫は、ジェームス・ブラウンの奇声を聴いて驚いていた。

 

 

3.ひたすら齧る!

 

ちょっと目を離した隙に、かじることのできる物は皆かじる。

これまで犠牲になったものは、

 

動物用トイレの端っこ(プラスチック製)

マットの端っこ(革の部分)

高級サンダル(革その他)

チェーンに付いていたプラスチックの商品タグ(プラスチック製)

ハーネス(布、革)

 

などである。

プラスチックと言っても、かなり硬そうな物もあるのだが、それでも果敢にかじりついて、ボロボロにするか、食べてしまう。

銀色の金属製チェーンにすらかじりついて、咬み咬みしているほどである。

今日はたまたま柿を与えたところ、猛然と襲い掛かって、咥えたまま離さない。あっという間に半分ほど食べてしまった。

 

 

4.報告する!

 

おしっこやウンチをすると、吠えて報告する。

いつも変なタイミングで、わざと飼い主が困るようなタイミングを狙っているようにしか思えない。

それでも少しずつ時間や場所が定まってきてはいる。

 

 

5.口笛で呼ぶと来る!

 

pは時々、脱走して逃げ回ることもある。

以前の犬は、こうなるとかなり手間がかかり、困り果てたものだが、今回のpは口笛をピューと吹くと、闇の中からサッと現れて、戻ってくるのである。

なぜか、金属製の餌のボウルを叩くのも効果的である。

 

 

6.二本足で立つ!

 

「かまってチョ」

「だっこしてチョ」

という意味で、後ろ肢で立つこともある。

大抵は「ああ忙しい」という振りをして、目を合わせなければやり過ごせるのだが、それができずに前肢を受け止めてしまうと、フォークダンスのような体勢になって、そのまま一緒に歩いたりする羽目になる。

以前の犬では、このようなことはほとんど無かったように思う。

後ろ肢で立って、そのままピョンピョン跳ねながら吠える、という技も持っているようだ。

そのピョンピョン跳ねる勢いを利用して、わきの下を持って少し余計に1.5倍ほど高く持ち上げたりすると、ますます喜んで興奮する。

 

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