何でも日記:相場格言あれこれ

 

 

日本の相場格言は風情があっていい。外国の格言も面白いし、たまに読むと唸るほど真実を射抜いている。同じようなことを言っている人が東西にいたりもする。

 

「人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け」(千利休)

 

「幽霊と相場は淋しい方に出る」(近藤信男)

 

「馬鹿と相場には勝てぬ」(豊臣秀吉)

 

「市場は記憶をもたない」(アダム・スミス)

 

「真実が靴の紐を結ばぬうちに、虚偽のニュースは世界を一周してしまう」(マーク・トウェイン)

 

「市場が血で染まっている時が絶好の買い場である」(ウォール街の格言)

 

「薔薇を切る如く売るべし」(ウォール街の格言)

 

「人が皆、売る時に買い、人が皆、買う時に売れ」(ロスチャイルド)

 

「倒産のない資本主義なんて、地獄のないキリスト教のようなものだ」(フランク・ボーマン)

 

「プロは相場格言に従わない」(D・L・マークスタイン)

 

 

近藤信男は徹底した秘密主義で、上記の格言も正確には「幽霊と相場は人に知られたら妙味がない」らしいのだが、今ではほとんどの場合「淋しい方に出る」になっているようだ。