内容にほとんど触れない漫画評:ちょっと言いすぎな「パーマン」の宣伝文句

 

 

かねがね「ブログの文章は一回あたり10行くらいに抑えよう」と思っているのだが、思うだけでなかなか上手くいかない。

今回は「新装版の『パーマン』の表紙はカッコいい」というだけの、たった一行に抑える予定であったのだが、もう少し書くべきことが見つかってしまった。

 

パーマン 1 (てんとう虫コミックス)

パーマン 1 (てんとう虫コミックス)

 
パーマン 2 (てんとう虫コミックス)

パーマン 2 (てんとう虫コミックス)

 

 

 

ぼくらのヒーローが帰って来た!

誕生50周年記念の新装版、全7巻の第1巻!

ある日突然、宇宙人からもらったマスクとマントで、パーマン1号になったみつ夫! おサルのパーマン2号と、なぞの女の子パーマン3号(パー子)も加わって大はりきり!!

1966年12月に連載が始まった藤子・F・不二雄の少年ヒーローまんが永遠の金字塔「パーマン」。何度もアニメ化され、「ドラえもん」に並ぶ人気を誇る名作の、今年は誕生50周年!!
この記念すべき年にあたり、カバーデザインを大胆にカッコよく一新!
1・2巻同時発売で、3巻以降11月まで毎月1冊ずつ刊行します!

【編集担当からのおすすめ情報】
全ページ新規製版で美しくなって新登場!
藤子・F・不二雄大全集のときに原稿に戻って再スキャンされたデータをもとに、てんとう虫コミックス仕様で網点を入れ直した、てんコミ史上最高に美しい製版でお届けします。

 

 「パーマン」が「ドラえもん」に並ぶ人気だというのは、宣伝文句とはいえちょっと言いすぎのように思える。

確かにアニメ化の回数は多い部類なのかもしれないが、「パーマン」はF氏の作品群の中では実力に比してやや高い位置に居座りすぎているような印象を受ける。

 

藤子・F・不二雄大全集 みきおとミキオ/バウバウ大臣

藤子・F・不二雄大全集 みきおとミキオ/バウバウ大臣

 

 

それほど「パーマン」を優遇するなら、もう少し「モジャ公」や「キテレツ大百科」や、ついでに「みきおとミキオ」も贔屓してほしい。