子供の頃、鳥山明が何かの折に「趣味:ニキビつぶし」と書いていたのを読んで衝撃を受けた。そのような行いを趣味として扱うセンスの良さと無意味さに、開いた口が塞がらなかったと言うべきか。
自分はそれ以前から小さなものは何でもいじりたがって、パジャマのボタンを指でいじっては糸ごと外し、ぬいぐるみのクマの鼻もいじって外し、妹の出ベソも引っ張り出そうとしたら急にスポン!と抜けた(ウソ)。
それがそのまま大人になって、いま現在は何をいじっているかというと「熱さまシート」の青いツブツブである。
これを指で押さえて潰すのが夏のマイ風物詩といえる。
下図のように「プチッ」という手ごたえを求めて先日もプチプチやっていたところ、急に中の液体が自分の目に飛び込んできたのでビックリした。
「失明してしまう!」と瞬間的に思って焦ったのだが、ジタバタするのも面倒くさいのでじっとしていたら、だんだん目の下の頬の辺りがスーッとなって、別に痛くも痒くもならないし、そのまま軽い清涼感だけが何となく顔に残ったのであった。