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「阿修羅のごとく」

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これはもしかして「続・細雪」みたいな感じの映画なのでは?と期待して観てみたら本当にその通りで、四姉妹の性格付けやその後の運命もみなどこか「細雪」を思わせるものだった。

 

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大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子という四姉妹の配役が豪華な上、八千草薫、紺野美沙子、桃井かおり、木村佳乃、長澤まさみも出てくるという贅沢さだった。

とはいえ、日本映画に独特のダメな感じも久々に多く目にしたように思う。

 

1. 子供はみな生意気でおませ。「新婚生活はどうお?」みたいな生意気なことをすぐ口にする。

 

2. 不自然な動作。押入れに衣類が詰まっている→それを開けると雪崩のように衣類が出てくる→それを浴びて倒れる、というわざとらしさ。そんなに重い衣類がパンパンに詰まった押入れはこの世にはない。

 

3. 「女は、阿修羅だなあ」などと登場人物がいかにも「ふと」という感じで、ふとつぶやく。人がそんなにつぶやくか。こんな台詞を言わされる小林薫が気の毒でならない。

 

4. 画面がセピア色過ぎて、何時頃だかわからない。

 

5. 登場人物が動揺したり不安だったりすると、すぐガラスのコップを割ったり物をひっくり返したりする。阿修羅だか何だか知らないが、もう少し物を大切にしろ。

 

そういう訳で、実をいうと「キャストが豪華なこと」以外に褒めるところが見当たらない。本作に比べると、現代版「細雪」として「海街ダイアリー」は本当に良かった。これから「阿修羅のごとく」を観ようと思っている人には「海街ダイアリー」をお勧めしたい。観てしまった人は口直しに「海街ダイアリー」を観るべきである。

 

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