「マイ・インターン」

 

 

この映画は普通のドラマかと思っていたら「コメディ」に分類されていたので、気になって観てみた。

 

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若い女社長と70歳で再就職したインターンが対立して、すぐに大喧嘩して、結局はデニーロがいい格好して仲直りするような話ではないかと思ったら違っていた。

どちらかというと対立するのは最初だけで、コメディというよりは歳の離れた異性間の友情を描いた静かなドラマであった。

子供を無理やり難病にするような類の大げさな事件はないが、心情の起伏が丁寧に、明快に描かれており心が満たされる。漫画みたいな顔のアン・ハサウェイが精神的に脆い面を見せる場面や、実は「知っていた」という場面など実にあっけなく引き込まれた(手玉に取られたというべきか)。

思えば自分は普段、超小型核爆弾だの麻薬密輸カルテルだの、無差別テロや連続殺人を阻止せよだの、その種の物騒な映画ばかり好んで観ているので、たまに普通の人が普通に生活する映画を観るとかえって新鮮なのであった。

注:結局、「コメディ」というほど笑いの要素は多くなかった。

 

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