定型郵便物の「25g以内」とは?

 

 

何かにつけてお客様に封書を送るので、平均すると一日に一通くらいは出している。そうなると中に何を入れたか、どのくらいの厚さかで何となく「これは84円で済む」「こっちは94円だろう」という判断ができるようになってくる。

ちなみに84円というのは「25g以内」の場合で、94円となるのは「50g以内」という、定型郵便物の料金のルールはこの二つだけである。

 

と言っても毎度すべての封書を勘だけで処理するのは面倒なので、タニタの「デジタルクッキングスケール」で量っている。

 

 

ところが先日、「25g」ぴったりという封書が出てきてしまった。0.1g単位は表示されないので、これはどちらに属するのかわからない。

確か算数で習ったのは「以内」と「より」の違いで、以内はその数も含むのである。「5以内」なら「5」も含まれる。

 

しかし「25g以内」のとき、24.9gなら明らかに「25g以内」の82円で済む筈だが、25.1gや25.3gの場合はどうなるのだろうか。

ちょっとしたオマケ感覚で「別にいいですよ!」となりそうにも思えるし、実際に「25.9g」まではOK!というルールでも不思議ではない。

また25.0の時点でダメということは無いと思うが、郵便局員の杜撰な対応で酷い目に遭った経験があるので何ともいえない。

 

で結局、郵便局に持っていって、

「これ84円で大丈夫ですかね?」

と訊いてみた。

 

量ってみた結果は……、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と!

 

25.0gぴったり!

 

料金としてはこの場合は84円で通るのだという。

 

で、0.1g単位の分類としては、25.1gはもう94円になるという話だった。

 

つまり、

 

24.8g→84円でよい!◎

24.9g→84円でよい!◎

 

25.0g→84円でよい!◎

 

25.1g→94円になる…✖

25.2g→94円になる…✖

 

 

このようになっているのだ。

グラム単位の1の位が「5」になっても、25.0gの場合のみ84円で済むという点が紛らわしい。

これなら「以内」ではなく「25gより下」にすればすっきりしそうなものだが、そうなると「25.0gは含みません」となってまたややこしくなる。「25g」と書いてありながら「25g」はダメ、となるとかえって揉める。

 

結論としては「24.9g以内」とすれば最善の筈だが、そんな細かい改善案を出しても仕方がないし、今回は10円得した気分になったのでもう元はとれている。

 

 

n4s.thebase.in