青唐辛子味噌

 

 

苺酒はないという話なので、仕方なく別のものを買おうとして目についたのが味噌のたぐいである。以前もどこかで「生姜味噌」を買った記憶があるので、まあ間違いないだろうと考えた。鮎の甘露煮とか、その手の甘辛いものなら大抵まず大失敗はしない。

と思って味噌コーナーを眺めていたら「青唐辛子味噌」があり、同じような値段ならうんと辛い方がお得な気がしてきた。

たとえば、

 

1.甘味噌

2.生姜味噌

3.辛子味噌

4.激辛!青唐辛子味噌!

 

上記のような4つの商品があるなら、4を選ぶのが人情ではないだろうか。

 

帰ってから食べてみると、時間さえあれば幾らでも丼飯が入るような辛さだった。柔道部の主将なら三十杯くらい、普通の女子中学生でも五杯くらいは行けそうな味である。しかも食べていると途中で顔が熱くなり、肩や腕のあたりまで温まってくる。

ここ数日は温泉のポカポカした感じが体から抜けないと思っていたが、いつの間にか青唐辛子味噌を食べたポカポカと混ざって、どちらの効果だか分からなくなってしまった。

 

青唐がらし味噌

青唐がらし味噌

 

 

ところでこの青唐辛子味噌もまた、アマゾンですぐ買えるのであった。もはやお土産として買えそうな特別な何かを田舎の土産物店に求めるのは無理になっているようだ。


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