「蟻」

 

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今週のお題が「ちょっとコワい話」になっていた。

ちょうど「蟻」という短編を書いて、書き終えたばかりなので紹介してみたい。

 

 強い者が弱い者に暴力を振るい、弱い者はさらに弱い者へと暴力を振るう。

 この種の連鎖は歴史や社会学の書物、あるいは芝居や映画でもしばしば見聞きできる。古今東西、人間社会のどこでも繰り返されているのだろう。

 子供の頃の私自身がそうだった。さほど腕っ節が強くもない連中に学校でいじめられて、家に帰ると父や兄に怒られた。

 それでどうするかというと、庭を這い回っている蟻をいじめて憂さを晴らしていた。我ながら格好悪い小学生だが、古今東西普遍の真理には勝てないのだった(それ以外の何にも勝てなかったのだが)。

 

 ある晩、チイチイした可愛らしい声で耳の辺りがくすぐったくなったので私は目を覚ました。

 

kakuyomu.jp

 

というのが冒頭である。最初は笑い話のつもりで書き始めて、いつの間にかホラーっぽくなってしまった。だから「ちょっとコワい話」というお題にふさわしい。

ちなみに私の頭の中のイメージとしては「ヒッチコック劇場」や「ミステリーゾーン」風になっている。

 

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ミステリーゾーン(1) Twilight Zone [DVD]

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自分の頭のスクリーンは、21世紀になってもまだ白黒映像の時代が続いているらしい。これがハイビジョンや4Kになる日はいつのことであろうか。

 

今週のお題「ちょっとコワい話」


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