ま:負け:文章の力で「負けた」と感じる相手に、文章の力で「勝った!」と感じられる機会は来ない。文章力に逆転ホームランめいた勝利はないし、誰かが勝ち負けを教えてもくれない。
み:短い:短い文章を多く正確に書いた方が、長い文章を書く訓練になる。
む:無:小津安二郎の墓石にはただ一文字だけ「無」と刻まれている。だから、ブログを休んだりやめたりする理由は長々と書かずに「無」とでも書いておけばよい。
め:名文:名文を大量に読んだからといって、名文家にはなれない。名文を全く読まないでいると、普通の文章家にもなれない。ブログばかり読んでいると、平均的ブロガー以下の文章力に必ずなる。
も:モチベーション:モチベーションなど無くても、とにかく書かずにいられないという種類の人々もいる。……ということを知ってからモチベーションについて語っても遅くはない。
や:野次馬:「友人」「読者」「理解者」「味方」「仲間」の皮をかぶった野次馬が大勢いる。中には「恋人」「夫」「妻」の皮をかぶった野次馬までいる。「兄弟」「姉妹」「両親」、そして「わが子」(以下略)。
ゆ:誘拐:もっと簡明な文章を誘拐してこい。話はそれからだ。
よ:夜:夜に書いた思いつきのメモは、朝日が昇ると共に色あせて見える。では白夜、宇宙空間、太陽の周辺ではどうか。また、目の不自由な人にとってはどうなのか。