書くことなし日記:批評欲編

 

 

前回、ブログを書く理由についてあれこれ書いたのだが、何か忘れているような気がずっと残っていて、後から思い出した理由が一つある。

 それは以前書いた「批評欲」である。

 

 「これはこういう点が良い」とか「悪い」とか「普通」とか、それだけでなく細々と批評的な考えをめぐらしたくなる欲求のことを何と言うのだろうか。

「批評欲」という言葉があってもおかしくはないし、自分がブログを書く動機の大半はそういう欲求によるものではないかと思う。

 

別に批評家を気取る訳ではなくて、こういった心理はかなり多くの人に見られるのではないかと思う。コンビニで売っている新商品のレビューとか、何となく駄作臭の漂う映画を初日に観て文句を言うとか。あまり評判のよろしくない「開封の儀」というのも、批評欲と目立ちたがりとお節介の混ざったような行為として見ると説明がつく。

また、批評欲と言っても人それぞれで、大衆的な人気作をストレートに扱いたがる人と、誰も知らないような作品を捻った形で採り上げたがる人がいて、自分は明らかに後者の側に属している。黒澤映画なら「七人の侍」は恥ずかしくて言及できないが、「虎の尾を踏む男たち」なら書きたい。一般的に有名で高名な作品を扱う場合でも、少し変な角度からの変なアプローチを思いつかないと駄目である。

 

 

ただ、捻くれた批評欲に関しては別のブログで発散できるようになったので、このブログは馬鹿馬鹿しい方面を追求するようになるかもしれない。その時その時の気分で書いているのでどうなるのか見当もつかないが、コンスタントに一日1000PVくらいまで行ってください、とお星様には祈っている。


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