「ゲッタウェイ」の本筋にさほど関係ない面白ポイント ベスト10

 

 

ゲッタウェイ」を観たら面白かったので、感想を書いてみたい!

と思ったが、ネタバレ的なことを書くのは嫌なので、これから観る人の興をそがない程度に控え目かつ遠まわしに、本筋にさほど関係ない面白ポイントをベスト10形式で挙げてみたい。

 

第十位!

 

野獣なだけに獣医の元へ・・・

 

私が観たDVDには、批評家3人であれこれトークする解説がついていて、悪役の一人(「ゴッドファーザー」に出てくるソロッツォの人)のことを「野獣のような奴だな」と言って喜んでいた。

この悪人が獣医の元へ行く際に「野獣だから獣医の所へ行くのさ!」と面白がっていて、確かにそうだよなと納得した!

 

 

第九位!

 

音楽がクインシー・ジョーンズ

 

やけに音楽がお洒落だなと思ったら、クインシー・ジョーンズだった。

クインシー・ジョーンズというのは簡単に言うと、じゅわいよ・くちゅーるマキのCMで流れていたあの音楽を作った人である。と言っても分からないと思うのでもっと簡単に言うと、世界で最も有名な「スリラー」というアルバムをマイケル・ジャクソンと一緒に作った人である。「愛のコリーダ」というヒット曲もある。

 

愛のコリーダ

愛のコリーダ

 

 

第八位!

 

選曲:赤塚不二夫

 

何と「ゲッタウェイ」がテレビで放送された時の選曲は赤塚不二夫だという!

これはウィキペディアで知ったのだが、漫画家の赤塚不二夫と同姓同名の音響関係者がいたらしい。

「音響」「効果」「選曲」などをやっていたようである。

http://fujikokei.exblog.jp/8916677

 

 

第七位!

 

死体の横を通りかかる子供たち

 

なぜか、死体の横を平然と通りかかる子供の場面があって、ここは芸術チックにしたかったのではないかといった感じの批評家のコメントがあった。

確かにここだけ浮いていて、シュールな名場面だ(約一秒くらい)!

 

 

第六位!

 

水鉄砲の少年

 

途中で水鉄砲を持った少年が出てくる!

この子がなかなか良い味を出している!

 

 

第五位!

 

車を道路わきに停めて車から出る

 

車から出てあれこれ話をする場面が二度出てきて、どちらも良い!

ちなみに「二回出てくる」という技は、なぜかこの映画の随所に見られる。

 

 

第四位!

 

コーラを飲んでしまう場面

 

「あっ!」と声を出しそうになってしまった!

でも本筋には全く関係なくて、しかもこの人の場合、二度は出てこなかった。

 

 

第三位!

 

スペアリブの場面

 

これも意外というか、珍妙な場面であった!

後で何かに似てると思って考えたのだが、「ソナチネ」か何かで野球のボールをわざと女にぶつけ続ける場面の感じに少し近いものを感じる。「HANA-BI」とも似た空気を感じる。

 

 

第二位!

 

サイドカーに乗っている犬

 

ハンバーガーショップの場面で一瞬だけ出てくる。

しばらく後で、逃げる際にも一瞬だけ出てくる。

当時のアメリカ南西部的な存在として、割と珍しくないような雰囲気だった。

 

 

第一位!

 

服の裾

 

スティーブ・マックイーンが列車に飛び乗る際に、それがほとんど見えない。

なぜかと言うと、荷物運び用の車が駅のホームを移動しているのが邪魔で、列車もスティーヴ・マックイーンの様子もずっと見えないままの数秒間が続くのである。

飛び乗ったことがわかるのは「上着の裾の最後の小さな三角形」だけがわずかに見えて、それがすぐに消えるためである。

これは気が遠くなるほどの絶妙のタイミングでなければ撮れない一瞬の映像だが、あまりに自然なので初見では気づかなかった!

 

という訳で、主演のスティーブ・マックイーンアリ・マッグローもいいし、銃撃戦も名台詞も名場面も多くあるのだが、全編に渡って細かい捻りがいちいち利いていて面白い。これから観ようという方は、よく注意して細部を見落とさないようにしてほしい!

 

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