書くことあり日記:いつも同じ感

 

 

題名は書かないが、久々に山本周五郎の小説を読んだら初めて読むのに既読感ただようので、あれっと思ってしまった。

大体、

A:おきゃんで男にズケズケ物をいう庶民的タイプ

というのが山本周五郎的世界によくいる女性像の典型ではないかと思う。
このタイプが出てくると「出たーヽ(*´∇`)ノ!!」と思う。

また引き立て役として、

B:美人で教養がある金持ち商家の娘

が出てくるが、この人もやっぱり「出たーヽ(*´∇`)ノ!!」と読んでいて思った。

 

それで主人公は意地っ張りで、貧乏でも意地を通すような生き方、立場、方法を選び、貫くというパターン。名前は違うが人間としては「さぶ」に出てくる栄二と同じだ。

やはりこの人もこの小説では、親の供養をしない、他人の世話にはならねえ、と意地を張るのだが、やはり「出たーーー!」という気がする。

あとは「謎めいた言動」というのがお約束のように山本周五郎作品には出てくる。

今回の場合は、何かいやらしい目的風にじっとある女性につきまとう子供、というのと
主人公が親の供養をしない、という二本立てになっていて、すっきり謎が解けるところがまた、

「出たー!これぞ山本周五郎!!」

と叫びたくなる。

 

周五郎伝

周五郎伝

 

 

で結局、何が言いたいかというと、

「お約束どおりでも、そこがいいのねん!」

ということなのねん!

このブログもそろそろ新展開がないというか、マンネリ感が出てきたように思うのだが、

「そこがいいのねん!」

と思われるようになりたいのねん!