何でも日記:NGワードつき会議

 

 

「ナカイの窓」という番組内の企画に「 NGワードの窓」というゲームがある。

あのシステムはよく出来ていて、シンプルで分かりやすくて面白い。ゲームとしてだけではなく、少人数の会議でも利用できるのではないだろうか。

www.ntv.co.jp

 

知らない人もいるかと思うので、私の考える「NGワードつき会議」を、図で示しながら説明してみよう。

 

 

 

f:id:ankoro:20160308093028p:plain

 

AさんとBさんとCさんの三人で会議をするとして、

 

 

f:id:ankoro:20160308093227p:plain

 

上図のように、AさんとBさんが示し合わせて、

「Cさんが言ってはいけない単語(=NGワード)」

を設定する。

 

カードに例えば「海外」と書いて、上図の位置に伏せて置いておく。

AさんとBさんは共謀して、会議中にCさんがNGワードを言うようにさりげなく誘導する。

Cさんが会議の最中に「海外」と言ってしまったら、Cさんの負けである。

 

これだけでは二人がCさんをいじめているようだが、同じように、

 

 

f:id:ankoro:20160308093525p:plain

 

 

AさんとCさんの間でも、Bさんが言ってはいけないNGワードを設定して、Bさんに見えないようにカードを伏せておく。

例えば「」など。

 

 

 

f:id:ankoro:20160308093759p:plain

 

 

同様に、BさんとCさんの間でもAさん用のNGワードを設定する。

例えば「」など。

 

このように、全員が互いに敵であり、同時に味方でもあるという状態で会議を始める。

 

 

f:id:ankoro:20160308093955p:plain

 

 

すると、例えば「何々高校の年間行事に関するアイディア会議」を行った場合、互いに特定の言葉を引き出そうとするので、発言に少々の歪みが生じる。

そのことで、かえって発言しやすい空気やノリの良さが生まれる。

その結果、会議から有意義な発想が出やすくなるという訳である。

 

ゲームの場合は、負けが一人出たら終了、最後の一人になるまで続ける、時間制限を設ける、あるいは途中でNGワードを書き直すなど、色々とルールに手を加える余地がある。会議の場合もその時その時で調整すればいよい。

負けた人の罰則は「会議後の食事代や飲み代を支払う権利を得る」「アイスを一本おごる」でも何でもよい。

人数が4~6人以上となるとやや難しいが、Aさんの座った位置の正面方向にあたる二人にAさんのNGワードを設定させるとか、おでこにNGワードを書いて自分以外の他の人全員に見えるようにするなど、工夫してできなくはない。

 

人数としては3人が最も望ましいと思うので、6人いたら2テーブルに分けた方が良いかもしれない。

あるいは一対多で、司会役の一人にだけNGワードを設定すれば、多の側は発言をしやすい空気になる筈である。司会役が大人で、大人数の子供が会議をする場合は、ゲーム感覚で会議が進む。

 

手軽で面白くて有益な方法だと思うので、早速やってみたい。

 

追記:絵が上手に描けなかったので、そのうちにもう一度、きれいな感じにまとめたい。