「貞子 vs 伽椰子」

 

 

長嶋有の映画の本で褒められていたので、気になって観てみた。あまり怖いという訳でもなく、毒をもって毒を制すとばかりに「貞子 vs 伽椰子」という構図に持って行って、最後は放り投げてしまった感じ。しかし途中は確かに楽しめた。

 

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山本美月は深刻な顔や怖がる顔が上手くできないようで、いつも平然としている。終盤が近づくにつれてますます表情が乏しくなってきて「単にボーッとしている」という顔以外の表情がなくなってくる。

 

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赤いオべべを着たフィンガー5みたいな子供は常に棒読みで、存在自体がよく分からない、何だか困ってしまう存在だった。シリーズのファン向けの映画だから外野は黙っているべきなのかもしれない。仕事その他のことでゴチャゴチャしていた頭が妙にすっきりして、スポーツをした後のような爽快感もあるので、お礼を言いたい気もする。長嶋有の小説やエッセーには聖飢魔Ⅱがよく出てきて、エンドロールで聖飢魔Ⅱの曲が流れてくるので、ファンだから贔屓しているのかとも思った。


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