「フローズン・タイム」

「もし時間を止めることができたら?」「女湯に行ってみたい!」というレベルの「もし」が実現したらどうなるかという話。

 

 

途中は中だるみして退屈だが、終わり方が良いので盛り返している。

ちょっと嬉しいのは、ある人物が意外なタイミングで再登場する場面で、それなら腕に特徴のある女の子や留学生も有効に再利用してほしかった。

もっと露骨に「あの思わせぶりな伏線はどうなった?」と言いたくなる箇所もあるのだが、そもそも時間を止める力に関する説明すら曖昧なので、答えを求める方が損をするだけ、文句をつける方が負け、理屈を言ってはダメ、といった謎の圧力を感じる。

まあ怒っても仕方ないしな、と諦めざるをえない局面は人生で何度も訪れるので、その練習とでも思っておいた方が無難である。