2017年は「今年」という単位で物事を整理するのが難しくなってきた年といえそうである。次第に年末とか年始という感覚が薄れてきて、区切れの感覚が消えかけている。
映画を観たのもどのあたりが今年の最初だったのか、調べてみると2016年の12月は電気グルーヴで、1月最初は「この世界の片隅に」「鈴木先生」「大空港2013」と続いている。
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映画館で観たものも、DVDで観たものもごちゃ混ぜなので、これでは思い出せないのも当然である。で結局、印象深いのはうんと旧作の「アパートの鍵貸します」なので、そうなるとますます2017年っぽくない。
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これは感想をこのブログに書いた。
と言ってもよく「社畜」という言葉を目にするし、この映画は50年以上も前の作品であるにもかかわらず、社畜の悲哀をこれでもかとばかりに描いているため、2017年末に観ても現代的な作品ではないかと思う。
ついでに本も考えてみると、こちらも区切れがよく分からない。8月頃に読んだ「ワンダー」は子供向きの本だが、ビリー・ワイルダー的な伏線の妙があって有意義な読書だった。「醜貌」というテーマもまた「社畜」以上に現代的なテーマであって、人に勧めにくいもののお勧めしたい。