話が長い人の分類

 

 

そういえば前々から「話の長い人の分類」を誰かが書けばいいのに、と思っていたのだが、ただ待っていても誰も書きそうもないので自分で書いてみたい。

話といっても一人対多数という状況で、結婚式の挨拶やスピーチが長くなるケースは許せる。慣れているとかいないとか、緊張するとかしないとか、感極まってとか、いろいろな理由があるのでまあ許容範囲である。

 

乾杯・献杯・締めのあいさつ―短くて心に響く! (すぐ使える! 心に残る! 話し方とマナー)

乾杯・献杯・締めのあいさつ―短くて心に響く! (すぐ使える! 心に残る! 話し方とマナー)

 

 

ここでいう「話が長い人」とは平凡な会話の中での長さを指す。通常、会話とはキャッチボールに喩えられるように、情報量にしても一回あたりの発言の長さにしても、「1」を投げたらおおむね「1」を返すし、「2」なら「2」、といったバランスを考慮して、1-1-2-2-1-1-1-1-……、といったペースで進むはずである。

ところが世の中にはこれを無視して、

 

私「1」

相手「15」

私「2」

相手「29」

私「1」

相手「57」

私「2」

相手「124」

 

といった調子で話しまくる人が少なくない。次回から、その具体的な例を挙げてみよう。