先日、ソフトバンクの店でアイフォンを買う話を店の人としていて、その人が結果的に話の全体が長くなる人だった。
まず、予約を入れてから来てくれと言われたので、30分刻みの表を見て予約して、時間ピッタリに行ったのに席で待たされる。この段階では話が始まっていないのだが「来店目的」の記入や、読みたくない雑誌の閲覧ほかで暇を潰すという、この段階でもう話の全体は長くなっているように感じられる。
さて、話が始まると驚くべきことに機種はともかく「色」の指定の段階で、しょっちゅう店の人がいなくなってしまうのであった。
店の人:色はゴールドとスペースグレーのいずれかしか在庫がないですね。
私:ゴールドってキンキラキンなんですかね?どんな感じなんでしょうね。
店の人:ちょっと見てきます(と言ってすぐに去る)!
(約十分)
店の人:こんな感じで、これは箱ですけど、この写真の……、端っこの1ミリくらいの線の色をご覧下さい。
私:はい。
店の人:これが、ゴールドの色です。
私:実は、シルバーがいいと思ってたんですけど。
店の人:その場合は取り寄せになります。
私:取り寄せると確実に来るんですか?結果的に「ない」っていうことにはならないですか?
店の人:ちょっと調べてみます(と言って去る)!
(約十分)
店の人:取り寄せできます!
わたし:時間はどのくらいかかりますか?一週間?一ヶ月?半年くらい?
店の人:ちょっと調べてみます(と言って去る)!
本当にこんな調子で、話の本題は簡潔に済ませれば5分で終る内容だが、何やかやで一時間半くらいかかった(そのうち60分くらいはじっと待っている時間)。
そもそも機種の色は、店の人が持っている説明用のタブレット型端末でちょっと検索すればわかりやすい写真がたくさん出てくるので、店の人も自分もなぜそれに気づかなかったのか不思議なくらいである。
という訳で、話の合間に「待ち時間」という空白を強引に突っ込んでくるタイプも、全体の印象としては「話の長い人」の仲間のように思われる。