読書会の難点とその解決方法の例:7.初対面と自己紹介

 

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今回は、参加者が互いに初対面である場合について。

私の場合は参加者が「たった二人」「三人」「急に増えて五人+見学二名」「六人+見学一名」といったように毎月、状況がコロコロ変わってしまう。変化が大きくあっても小さくあっても、どこかの時点で「初対面」の誰かと誰かが発生して、自己紹介をしてもらう必要が出てくる。

単発的に読書会を行い、その都度、初顔合わせの参加者が十名前後、という会でも、やはり自己紹介タイムは避けて通れない。

長期型、単発型のいずれにしても、司会者が単に「では簡単に自己紹介をお願いします」では芸がない。というより不親切に近い。

結果として、

「◎◎△△です。いろいろな本を読んでみたいと思って参加しました。よろしくお願いします」

という最初の人に倣うように、似たような挨拶が次の人も次の人も……、で、よそよそしい空気が崩れないまま、それが延々と続いてしまう。皆が同じように名前を言うだけ、そして空々しい拍手がパラパラと……。

この退屈さ加減は、大げさに言うと地獄絵図、控え目に言ってもつまらないし眠くなる。

自分の主催する会で、これだけは絶対に避けたい。もう少しやりやすく、言う方も個性を出しやすく、互いに記憶に残りやすく、簡単に済む方法はないだろうか?

と考えているうちに「読書好きな人に100の質問」という企画を思い出した。以前、ブログが世の中に広まり始めた頃にこの手の質問集が流行していたのである。

 

100mon.jp

 

この中から何問か(10~20問くらい)を抜粋して考えてもらい、それを順番にポンポンと答えてもらえば、何となく場の雰囲気もくだけてきて、リラックスできるのではないかなと考えた。

これに加えて、

 

知らない人に出会う (TEDブックス)

知らない人に出会う (TEDブックス)

 

 

以前「知らない人に出会う」という本で読んだ「見知らぬ相手と恋に落ちる方法」という実験があったことを思い出した。

本当かどうかわからないがそれは、

 

1997年の論文。見知らぬ男女が交代で質問を読みあげ、読んだほうが先に回答するというもので、実際に結婚に至るケースもあったという。

 

というものである。

何も見知らぬ男女を結婚させようという訳ではないが、親密さを生みやすくするためには、100の質問から選んだ問題に、最初に答えるのは常に主催者自身(それから参加者に順番に答えてもらう)いう流れを心がけた方が効果的かもしれない。

いきなり知らない人の視線に囲まれて「好きな作家は?」「一日どのくらい本を読みますか?」「これまでに読んだ本で印象に残っているものは?」なんて質問攻めにされたら、臆病な人なら永久に外出しなくなる。とりあえずは司会者から自己開示をポンポンするべきである。

中には読書会への不満として「司会者が喋りすぎる」という意見もあるようだが、それでも最初(あるいは一回限りの読書会でも前半)は、運営側がリードしなければならない。

ちなみに、例外的なケースとして「会話のない読書会」という試みもある。

 

fuzkue.com

 

つまり運営側の提案によって、自己紹介どころか互いの会話すら「ない」という企画もできるのである。発想次第によっては、まだまだ可能性があると思わせる試みである。

 

【まとめ】

自己紹介には創意工夫の余地がある(何と、省略すらできる)!