インフルエンザ菌が見えるマスク

 

 

インフルエンザが流行っていて、しかし自分は普段と何ら変わりない。

そういう時は挨拶がわりに「流行ってますね」と言うだけで誰もかれもがよく喋ってくれるので、話題を探す手間が省けて助かる。

「インフルエンザさん、流行ってくれてありがとう!」

と感謝したくなるくらい助かっている。

自分も感染しないようにマスクくらいはした方がいいかなとも考えるが、顔の前にあれをつけて一日を過ごすと、慣れないせいか鬱陶しい。

 

快適ガードプロ プリーツタイプ レギュラーサイズ 30枚入

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顔が重くて疲れるし、耳のつけ根が痛くて、風が吹くと耳が吹き飛ばされそうになる。少しも快適ではないし、鏡を見ると怪しい人物風になっているしで、デメリットの方が大きい。

しかもどのくらい効果があったのか、はっきりしない。役に立っている、ということを実感したい。

そこで、インフルエンザ菌が付着したら赤い点々がマスク表面に浮かび上がるように、いわば「見える化」したらどうかなと考えた。

そうなると一日ずっと人ごみの中にいた場合、帰宅するとマスクが真っ赤っ赤になる。

 

「ほら見ろ、パパのマスクはこんなに赤いんだぞ」

「うわあ、パパすごい!これだけブロックできたらインスタ映えしちゃう!」

「見せて、見せて~!」

 

なんて言って、家庭は円満、感染は防げるし、医療費の削減にもなる。何だったら赤さ度のコンテストを開催して、インフルエンザ菌のブロック自慢もできそうである。ハイスコアの人は商品として、来年用のマスクをまた貰えたりして。ゆくゆくはマグロの初競りよりも、こっちの大会を新年の恒例行事にしていただきたい。