2019年の現在、まだ本に音楽を付帯できないままでいるというのは、ちょっと不思議に感じられなくもない。
一円玉くらいの超ミニディスクみたいなものが本の裏表紙にあって、押せば再生できる、みたいになっていてもいいような気がするのだが、そういう未来が訪れる前に紙の本が絶滅しかねない。
しかしブログには簡単につけることができるのでやってみると、たとえば「ニッポンの編曲家 歌謡曲/ニューミュージック時代を支えたアレンジャーたち」という本があって、

ニッポンの編曲家 歌謡曲/ニューミュージック時代を支えたアレンジャーたち
- 作者: 川瀬泰雄,吉田格,梶田昌史,田渕浩久
- 出版社/メーカー: DU BOOKS
- 発売日: 2016/03/04
- メディア: 単行本
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山口百恵の「曼珠沙華」のアレンジは素晴らしい、という話が出てくる。

- アーティスト: 山口百恵,山上路夫,新川和江,阿木燿子,谷村新司,野原理香,石丸博,うさみかつみ,萩田光雄,川口真,萩田光男
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2004/07/22
- メディア: CD
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しかし読みながらさっぱり思い出せなくて、なぜか「ザ・ベストテン」で見た「謝肉祭」の方ばかりを思い出してしまう。頭の中で「謝肉祭」ばかりが鳴り響くので、調べてみたら「曼珠沙華」は聴いたことのない曲なのだと分かった。
「謝肉祭」の方は、
これはもう、「男の視線が突き刺さる!」などと一緒に歌えるレベルで覚えている。ちなみにこの曲のアレンジは松田聖子の編曲で有名な、大村雅朗によるものだった。

SEIKO MEMORIES ~Masaaki Omura Works~
- アーティスト: 松田聖子
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: CD
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ちなみに松田聖子の曲で推したいのは「風は秋色」で、
この編曲は初期の数曲を手がけていた信田かずおです。
「青い珊瑚礁」と比較した鋭い分析がこのブログ↓にあるので、興味のある方はどうぞ。