大森靖子は以前カーネーションのアルバムでチラッと聴いた程度で、特に関心を持っていなかった。関心を持つ機会がなかったというべきか、とにかくそんな感じの距離だった。
しかし聴いてみるとかなり多才な人で、初期の椎名林檎が成熟しないまま色々とこじらせてしまったような、ダークで、ポップで、時にはお茶目な作風である。
最も皆さんにお勧めしたいのは「子供じゃないもん17」だが、PVがないので「ベースを弾いてみた」で我慢していただくしかない。このヴァージョンの他にベスト盤「MUTEKI」に入っているシンプルな録り直し版もあって、そっちがさらに良い。
ちなみに「靖子」は「やすこ」ではなく「せいこ」と読む。