いつも殺伐とした殺し合いの映画か、スリラーか、アクション要素の強いサスペンスか、そうでなければ悪趣味なホラーばかり観ている私ですが、たまにはこういう普通のドラマも観ます。
1976年の中国。17歳のシャオピンは、兵士を慰労し鼓舞する軍の歌劇団“文芸工作団”に入団する。農村出身で周囲となじめない彼女の唯一の支えは模範兵のリウ・フォンだったが… 監督自身も20代の頃に文工団に所属していた記憶をよみがえらせて、激動の時代に翻弄された若者たちの青春を描いた群像劇!
でもって色合いがかつての「アメリ」のように鮮やかでポップで、見ているだけで得をした気分になります。基本的に「戦争を挟んだ青春メロドラマ」という、それでもう説明終わりというくらいの話ですが、たまにこういう映画を観ていると、自分が真面目な人間になったかのような錯覚に浸れるのでいいですね。
ちなみに私はDVDで観ましたが、飯田橋ギンレイホールで今やっています。