駄作として有名な「感染列島」のアマゾンの酷評ぶりが気の毒すぎる。
しかし「こんなことあり得ない」「そりゃないだろ」というリアリティの無さが、ほぼ現在の日本の現実に近くなってきているのであった。水際対策どころか、感染者をばら撒いているような状況で、もはや海外からは「日本へ行くな」と言われて当然である。
おそらくこうした映画を作ってしまえる組織の構造と、今の日本の厚労省の組織の構造の、悪い面ばかりが同型になっているからだろう。
リアリティがなく突っ込み所しかない。
まず、感染源が海外から帰って来た医者って、馬鹿か?そんな伝染病が流行ってる何処から気軽に帰って来るわけ無かろう。しかも1日でとんぼ返りするくらい酷く、途中の駅で血吐いてんなら自分が発症してるの分かるだろ?その時点で病院行って報告しろよ!
病院のパニックを描こうとしてるけど、素人目にもそりゃこんな雑にやってれば感染しますよって感じ。
マスクの着用一つをとっても徹底されていないし、飛沫感染するウィルスに簡単なゴーグルとマスクだけで血が付いた衣服で治療する医者はちょっと無理すぎませんかね?
だから感染しちゃうんだよと思いますが、それを織り込み済みの演出ならブラックな環境のすごい再現だと思うけどそれはないだろう。
真冬なのに季節感なし、
伏線なし、
竹山(役どころ)の意味なし、
長野に行った意味なし、
ガス欠の意味なし、
血清試すタイミング悪し、
病院の外で待つ意味なし、
雨に打たれる意味なし、
リンゴの木に感動なし、
海外で助けた男の子の意味なし、
国仲を死なす意味なし、
吐血した口元やベッドを拭く意味なし、
妻夫木を出す意味なし(勿体無い)
感動なし、涙なし、緊迫感なし
観る意味なし。
この映画では医者、医療スタッフの献身的努力で日本壊滅を防ぐことができたが、中国での何十万人もの感染者、数万人もの死者、1300人以上の医療スタッフの感染者を出し、完全なる隔離(都市封鎖)をしてもなお感染拡大を阻止できていない現実を思うと、日本のこれからの感染拡大が予想でき、断固たる隔離すらできない日本の現実に照らし合わせると、日本のこれから起こるであろう恐ろしい現実に恐れおののくばかりである。
消毒スペースがきれいか汚いかの区別がついていないから、防護衣が意味があるのかないのかも分からない。レッドなら意味があり、レッドから防護衣着てグリーンに入ると防護衣が感染を広めてしまう。自衛隊の落ち度ではありません。こういうのはプロが教えてあげないと。 https://t.co/kcO0X7fYCj
— 岩田健太郎 (@georgebest1969) February 18, 2020
岩田健太郎さんの驚愕の告発で明らかになったのは、1)厚労省は感染症の素人の医師・看護師を船内に送り込んだ。2)感染が広がって管理不能になったので、事態を隠蔽しようとした。3)乗客を2週間以上拘束できないので、感染の疑いを承知のうえで全員を下船させようとしている、ということです。
— 橘 玲 (@ak_tch) February 19, 2020