「新・座頭市物語」

 

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「新・座頭市物語」はシリーズ三作目で、観初めてから知ったのだがカラー映画なのであった。

 

 久しぶりに故郷の笠間に足を向けたは、鬼怒川の温泉宿でかつて彼に斬られた関の勘兵ヱの弟、安彦の島吉と子分たちに襲われる。
偶然、その決闘の場に居合わせたのは、市の剣の師匠・伴野弥十郎であった。
数年ぶりに対面する弥十郎の妹・弥生は市に変わらぬやさしさで接してくれた。
同じ頃、奥村紀之介をはじめとする水戸天狗党の残党が下館の宗源寺まで落ち延びてきた。
逃亡の旅費に窮した彼らは昔なじみの弥十郎を頼り、彼は誘拐の手引きを引き受ける。
一方、市は弥生から意外にも結婚の申し出を受け、今日限り堅気になると誓った。
そこへ島吉が斬られるのを覚悟で市に勝負を挑んできた…。

 

という訳で、ストーリーがごちゃごちゃしている。しかし、冒頭のいかにも「貧しいものの味方!」といったヒーローらしさには痺れる。

 

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物語以外でここぞという見どころは、市が三味線を弾く場面である。何だか三味線の良さを生まれて初めて教えられた気がするほど。

次に弥生=坪内ミキ子が初々しい。そして健気である。自分にとって坪内ミキ子は「いじわるばあさん」で青島幸男といがみあっているか、「連想ゲーム」か、「3時のあなた」か、せいぜいそういう番組に出てくるイメージ以外はなかった。

 

新・座頭市物語

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最後に悪い奴がとても悪い。二重三重に、四方八方に向けて悪い奴ので、クライマックス近くになるとそれまでの嘘や「仮の姿」がどんどんばれてしまい、最終的にメチャくそ悪い奴になってしまうのだった。

また、本作は毎度無敵の座頭市がこれほど負ける姿を見せていいのか、と感じるほど「負ける」場面もあり、その点もまた印象深い。