有名な方が「否定と肯定」を勧めていて「今なら無料(8/26まで)」というので観てみた。
実は以前、DVDで冒頭の部分だけ観たのだが、たまたま電話が来て戻れなくなってしまったのであった。映画を配信で、パソコンで見るとどうなるのかなという興味もあったのでちょうど良かった。
いきなり「ナチスによる大量虐殺はなかった!」と主張する人が出てくる上に、主人公がその人から訴えられるという話なので、「そんなの相手にしなければいいのに」と思ってしまうのだが、どうしても相手にせざるを得ない理由が出てくる。
そこは興味深いのだが、結局のところはそもそも無茶な言いがかりなので大幅な盛り上がりやピンチがなかなか起きない。という訳で何だか観ている側の気持ちも今ひとつ盛り上がらないのであった。
配信で映画を観ることに関しては、CMが15分おきくらいのペースで入るのが面倒くさい(しかも毎度同じCM)。ところが、それが何度も繰り返されるうちに感覚が麻痺してくる。さらに、昔よく観ていたテレビの洋画はこんな感じだったよなという懐かしさまで感じてしまった。
しかし優れた映画の場合はやはり中断されたくはないので、期待せずに観る映画用にはこういった配信視聴がぴったりかもしれない。今回は法廷ものが好きなのと、レイチェル・ワイズが好きなので耐えることができた。