一作目が「仁義なき戦い」へのオマージュ、ちゅうことは次イ控えちょるのは「広島死闘篇」になるちゅうわけやのウ。
で、どんくらい千葉真一演じるところの大友勝利的な人物が出て来るんかと思っとったら、こらもうビックリ、どっきり、クリト……栗まんじゅうや!!
って感心しとる場合やないんで……。
前作がソース焼きそば+辛子マヨネーズ+鰹節とすんなら、その上にタバスコとラー油の雨を降らしてビチョビチョにしちょった……、みとうなっとるんよ。
やり過ぎ度がMAXの、最上級の、ホラーだかギャグだか、よう分からんようになっちょるんや!
ただ殺すだけやのうて、**をほじくり返すっちゅうのはのう、やり過ぎのヤクザ通り越して、サイコキラーかターミネーターか、もう別のジャンルにまで行っちまっとるんやで!
しかも、何やこの、
「こうなってしまったこの男にも、訳ちゅうもんがあるんやデ」
的なエクスキューズ的な回想場面とか……、そんなん大友にゃなかったけん!!
いろんな意味で、やり過ぎなんや!!
終いにゃピストルの弾さえ避けるようになって、カーチェイスが始まった頃にはもう、何が何やらついて行けんようになっちょったがよ……。
けども、その裏でうまいこと、観客を騙しよる。
あの人物が実はコレコレで……、あの件の捜査は実はコレコレで……。そのへんがキチンと、よう辻褄を合わせに来よるんで。ここが退屈させんで、そういう、ええ流れが何本かあったせいでシリアル・キラーの幕も観れたちゅう訳や。
つまり、世間とは逆で「あの男」の方にはさほど感心せんかったんじゃわい。むしろ別の側の「あの男」の名演には、いっぱい食わされた、ちゅうことになるんかのウ。