「書くことがないなら、他の人のブログを褒めればいいじゃない!推奨計画」
ひと呼んで、
「褒め褒めロック」!
今回はポンコつっこさんの回の後編である。
5.内容がいい!
自死遺族。
言うまでもなくテーマが重いです。
普通だったら、
「重すぎて、読めない」
「つらすぎて、毎日は読めない」
「読むと疲れる、もう勘弁して」
そういった感想が大量に来るブログになってしまいます......。
読者を潰して、自らも潰れるような……。
何というか、悲しいことに世の中には、
「負の連鎖」
というしかないような、愚痴と後悔と煩悶と弱音と恨み節に満ち満ちた、どす黒い腐臭をモヤーッと放って読者の顔に浴びせかけるような、暗黒圏ブログが存在するのも事実であります。
ポンコつっこさんのブログはちょっと「そっち側」に行けば行きっぱなしになってしまいそうな危うさも抱えつつ、むしろ、ダークサイドに魂を奪われかけている人にとっての光になるような、難破した船の船員が見つけた灯火のようなブログなんですね。
闇を切り裂くような、
「ぶっちゃけモテたいと思ってるの私だけじゃないでしょ?」
という内角高めで剛速球な問いかけ。
それでも、わざとらしい明るさや、大げさな芝居じみた暗さが少しもない。
節度と品位を保ちつつ、嘘のない等身大の言葉で書かれている。
そういう所に、多くの読者は自然と引き寄せられているのではないでしょうか。
6.構成がいい!
ポンコつっこさんのブログは、いつも、
それぞれの記事のタイトル
↓
本文
↓
最後、ツイッターでのひとこと
という構成になっています。
「男はつらいよ」シリーズの、
寅さんの夢
↓
柴又に帰る
↓
タコ社長と激しく揉める
↓
また旅に出る
↓
マドンナ登場
みたいな、毎度おなじみ感。
言い換えるならそれは、必勝パターンであり、完成された独自のスタイルです。
この決まった構成の美しさ、安定感、流れるような読み心地のよさ!
いわば「心がよろけそうなときに読むポンコツ日記」は国民的人気ブログ
「女はつらいよ」です!
ちなみに、私が好きなツイッター発言のベスト3を挙げてみますと、
おっぱいがでかいからって社会的地位が向上するわけでもないのになんで人はおっぱいの在り方にこだわるんだろう
モテる子にどうしたらそんなにモテるの?ってきいたら「毎日つばめの巣が気になってて見てたら、つばめの心配してる君に魅力を感じましたって声をかけられたよ」って言われたのでこれから全力でつばめ探す
多分3歳くらいの女の子が道で転んでしまってあぁ泣いちゃうかなって思ったらムクっと立ち上がって「ありの~ままの~すがた~みせるのよ~♪」って歌いながらお母さんのとこに戻っていってこの子は将来大者になるだろうと思った
です。
7.ブログを始めた時期がいい!
3月に開始。
これは私とほぼ同期で、このブログではない方のブログの開始が実質3月スタートです。
「Pro」にしたのが8月というのも同じで、最初にやったことが「広告を外す」ですからその点もよく似ていますね。
理由は異なりますが、個人的には親近感を持っているのと同時に、
「同期がほとんど行方不明の中、意外な所で意外な仲間が生き残っていたのか……(呆然)」
という感慨深さもあります。
「はてなブログ」で、それなりに更新ペースと質を保って半年も続けるというのは、傍から見るほど楽ではないです。
生き残り率数%以下の世界にあって、心がよろけそうな時にはふと読みたくなる、今後もそういうブログであり続けて下さい。
8.ツッコミがいい!
どっちも座るんかーい!!
ぎゅうぎゅうやないか!
隣の人困ってるやないか!まさし!!まさしだぞ!!
お前はいったい誰の13回忌をやろうとしているんだ!?
いいのかそれで!?
予習はしてこなかったのか!?違うぞ住職!!今じゃない!!
鈴を鳴らすのはもっと後だ!!さっくりすぎ!!
え?カップル?カップルはクソして寝ろ!!!!
といった魅惑のツッコミの数々!
これもポンコつっこさんのブログの名物ですね!
さらに、
「日本人専門ゲイ動画紹介野郎」という名のアカウントにフォローされたんだが...ツッコミどころ満載すぎるんだが...
という、
「呆れ返り、嘆きつつ絶句しつつも実際は見えないツッコミを入れている透明ツッコミ」
までマスターされています!
それはともかく、今回は最後に「これは神がかっているな」と思うお奨めの回を紹介します。
それは、ずばり!
そりゃあ葉加瀬も汗だくでヴァイオリン弾くわ!
と納得してしまうほどの迫力ですね。
という訳で「褒め褒めロック」、次回はズイショさん編を予定しています(募集はいったん休止中)!
せーの!
「褒め褒めローック!」