とうとう10話まで観終えた。
今回のシリーズはケイト・モーガンというCIAロンドン支局の捜査官がジャックの相棒になるのだが、このキャラクターの勢いが相変わらず良い。
観ているうちにだんだん好感を持てるキャラクターは、製作する側も大切に扱ってほしい。二代目のジャックはこの人にしてほしいくらいである。
10話ではケイトが怒り心頭となって、「免責を条件に……」とかゴニョゴニョ言ってる尋問の対象人物の額に銃口を押し付けて、
「さっさと言えコンニャロ~!知ってること全部、今すぐ吐きやがれバカ野郎!」
と迫るシーンがあって大変よかった(台詞は意訳)。
これまでのシリーズだとそういう無茶なことをするのはジャックの役で、
「お願いよジャック!そんなことをしても、亡くなったあの人は帰ってきやしないわ!」
と、止めに入るのが女性キャラクターの役どころであったのだが、それが逆転して、
「銃を下ろせ~!」
とジャックがケイトを説得するほどなのであった。
また敵の方も、敵Aの後から極悪なBが出てきて、そのBよりもっと非道なCが……、とエスカレートして、とうとうラスボスが出てきた。
10話のラストもかなりの引きの強さで、起承結転、の後に「序」と「破」と「急」が一度に来たような盛り上がりを見せている。