何とかプレゼントとかキャンペーンとか、そういった懸賞関連で「当たった!」という経験談はあまり見かけない。ブログでも現実の世界でも……。
男性読者「あんな抽選なんて嘘っぱちだぜ!」
女性読者「フン!どうせ当たらないに決まっているのよ!」
と思っている人が少なからずいるのではないだろうか?
私も長年そう思っていたのだが、実は案外そうでもないのである。
というのは仕事の関係で「何とかキャンペーンに応募すれば〇〇が当たる」というチラシをお客様に配ってみたりすることがあって、意外とそれが当たるようなのだ。
考えてみると何々キャンペーンにもいろいろな種類があって、応募する人が多ければ当たり難いし、応募する人が少なければ当たりやすい筈である。
私がお客様に紹介するのは例えば「医療保険に関する動画を見てアンケートに答えると〇〇が当たる!」という形式のものだが、その手の動画は下手な素人俳優がするわざとらしい演技、白々しい台詞、耳障りがいいだけの情報が固まったコマーシャルのようなもので少しも面白味がない。
「うわあ。医療保険って、とーっても。大切なんですねえ」
「そうよそうよ。だって。万一の時に、備えなければいけないものなのよ」
「ふうーん。なーるほど」
これにいい人っぽい猫なで声のご案内と、ホンワカしたムードのBGMがつくので、もう退屈地獄というか、3分が3億年に感じられるほど眠くなる。
しかし退屈であればあるほど応募者が減って競争率も下がるので、当選確率はその分だけ上がるとも考えられるのだ。
そういう訳で私はその手の懸賞やキャンペーンは「これは当選確率が高いですよ」と言って勧めることにしている。
それ以外の当選経験となると、空き缶でできたオブジェの缶の個数を数えて応募するデパートの催しで、コーラ三か月分が当たったことがある。三か月分というのは一日一本と数えるらしく、いきなり九十本が箱で届いた。これもやはり確率的に「デパートの催し」という規模が比較的当たりやすいから当たっただけらしい。
明日は年賀状の当選番号の発表だが、これは百枚中二枚が切手シートという確率でも何故かさほど当たらない。
「お年玉付き年賀はがき2015」の抽せん日・発表時間は、
明日!2015年1月18日(日曜日) 13時30分頃です。
http://www.jabezadvisory.com/takarakuji/kuji/newyearscard.html
今は村上春樹が質問を受けつける「村上さんのところ」という、ちょっとしたイベントのようなものがあって、これは私も応募してみた。
回文に関する質問を「回文春秋」というペンネームで送ったので、もし採用されていたら感覚としては「当選」っぽい。しかし倍率がかなり高そうなので、運任せといったところである。
倍率と言えば、はてなブログの「お題」に答えてピックアップされたことが二回ある。あれは文章や内容が考慮されているようなので懸賞とは違うが、競争倍率的にはどうなのか、数百分の6か7程度のようなので、おおよそお年玉切手シートと同じくらいの確率と言えそうである。