「ハッピー・デス・デイ」

この間の「ザ・スイッチ」が面白かったので同じ監督の「ハッピー・デス・デイ」も観てみたら、こっちはもっと自分好みの能天気な雰囲気と、緻密さと、スリルとユーモアの同居した良作だった。

大学生のビッチ風の娘がマスクをかぶった誰かに殺されて、そのたびに「その日の朝」に戻ってしまう。

そこで深刻に悩んだり、やけくそになったり、少しずつ事態が良くなると思ったらまた悪くなったりで、飽きる暇がない。

 

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しかも、意外なことに「いい話」に傾くような展開もあって、そこはちょっと感動的ですらあるのだった。

 

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本作の中の「ルール」は何が原因でそうなったのか、ちょっとはっきりしないのでいかにもゲーム的と思われてしまいそうに感じられる。それでも欠点を感じさせないスピード感と、上手に盛り上げる結末があるので納得感が大きい。

 

 

誰かがタイトルを「ハッピー・デース・デイ」にすればよいと書いていたが、自分はもっとふざけても良いと思った。「恐怖!時間ちょん切りバースデイ」とか「最悪ビッチの時間リセット地獄めぐり!」とか。