Lampのブログ「こぬか雨は~」は、あまり景気のよくない話が多い。
しかし先日は北園みなみの『promenade』が2014年10月22日にリリースするという話題で、かなり力こぶがムキムキな表現が多くて面白かった。
これはミュージシャン全員総辞職したくなるアルバムだなと思った。
これはもう事件であり、音楽革命だと思う。
例えば、新しい音楽が出てくるときって過去の何かを引き合いに出して、
本当はそのオリジナルよりしょぼいんだけど、~の遺伝子を受け継いだ名盤みたいな紹介され方するんですけど、
これはもう過去の何ものをも超えていて、、
言葉が見つからないんですよね。
これは外国にも堂々と誇って出せる作品です。
ここを読んでくれているLampの音楽が好きな方だったら十中八九好きだと僕は思いますよ。
とにかく凝っていて、
音楽が好きな方の耳を大満足させる内容となってるということは言い切れます。
まさかここまで大絶賛されるとは、当の北園みなみ氏すら予想していなかったのではないだろうか。
90年生まれの天才!宅録系ミュージシャンの『北園みなみ』って? - NAVER まとめ
日本のネットシーンに天才現る。キリンジと冨田恵一の役割をひとりでできてしまう才能の出現。」(ASCII.jp)
「北園みなみくんはホントに素晴らしい。彼は天才すぎて一緒にやりたくないです(笑)。」(tofubetasインタビュー/ WHAT'S IN WEBより)
「彼は天才だと思います。それは、Lampの新作「ゆめ」の彼のアレンジや演奏を聴けば誰もが納得するでしょう。」(Lampブログ"こぬか雨はコーヒーカップの中へ"より)
と、一部の音楽好きの間ではこれだけの話題作になっている。
にもかかわらず、予約特典がステッカーとか缶バッジとかコースターになっているのである。どうも音楽業界の予約特典というものは、二十年間くらい一歩も進歩していないように思う。
正直な話、今までに様々なミュージシャンの様々な初回特典ステッカーを貰ってきたが、有効な使い方をした記憶がまったくない。特にLampや北園みなみを好む連中が「ステッカー」をどこに貼って何を楽しめというのだろうか。
あえて言うなら、Lampの榊原香保里さんのステッカーなら嬉しいかもしれない……。
最近、私の頭の中では川上弘美、三浦しをん、ファブリーズのCMに出てくる奥さん役の人が作る正三角形の中点に香保里さんのイメージがあって、次第にその三角形が小さくなっているような気がしており、見分けに自信が持てなくなりつつあるからである。
それはともかく、もし音楽業界の人がこれを読んでいたら「初回特典はステッカーや缶バッジでいいのかどうか」について、ぜひ真剣に議論していただきたい。