このブログは毎日ホイホイ気楽に更新しているように見えるかもしれないが、実は少々息切れ気味なので、
「週休三日制くらいに抑えよう」「せめて土日くらいは休もう」
と思うようになってから既に三週間ほど経っている。
そのうち週に一回くらいの更新にしようかと考えているので、急に更新が途絶えても心配しないでいただきたい。
男性読者「心配なんかしね~よ!」
女性読者「最近、読むのをすっかり忘れてたわよ!」
まあ別にそう思われていてもいい。しかしどうしても言い残しておきたいことがあって、それは納豆昆布の食べ方には定まった形がないらしいという、ごく曖昧な話題である。
そもそも、子供の頃の私の食生活や語彙に納豆昆布というものは存在していなかった。
存在しないまま小中学校を卒業して、何やかやで大人になったある日、新聞の連載で魚柄仁之助という人が「納豆昆布に、細かく切った野菜を混ぜてご飯に乗せて食べるとおいしい」と紹介していたのを見て、試しにやってみたら本当においしかったのでそのまま自分の食生活に定着したのである。
これは広く皆さんにお勧めしたいのだが、あまり他の人が話題にしているのを見たことがないのでクックパッドで調べてみると、似たような似てないような納豆昆布のレシピが出てくるではないか。
参照数の多い「うさぎのうちゃこ」という人の説によると、納豆昆布に混ぜる野菜は「にんじん、きゅうり、みょうが、レタス、生姜」となっていて「野菜は生で食べられるものであれば、何でもいいと思います」というコメントがある。
http://cookpad.com/recipe/2300096
私が新聞で知った説では「にんじん」「きゅうり」は同じだが他はピーマン、長ネギ、ごぼう、といったメンバーなのである。その後、かれこれ十年以上も作っているうちに定着したのは「にんじん、長ネギ、ごぼう」で、この三つがないと落ち着かない。
味付けも違っていて、うちゃこ説では「砂糖、しょうゆ、昆布茶、七味唐辛子、味の素」となっている。
私は「しょうゆ」だけは同じだが他は酢と胡麻油で、他に鰹節を粉状にしたもの、胡麻を入れる。砂糖や唐辛子は一度も入れたことがない。
ここまで違うと同じ料理なのか、似て非なるものなのかすら怪しいが、実はこれに似た料理で、そもそも納豆昆布を入れないタイプもあるらしいのでもうバラバラである。主人公かと思っていたら突然「いてもいなくてもいいよ」と言われてしまうような存在が納豆昆布なのである。
しかし私は、これからこの料理を作ってみたいと思っている人には、やはり自説を推したい。
納豆昆布+(人参+長ネギ+ごぼう)+(醤油+酢+胡麻油)+(鰹節+胡麻)
といった式で、前にあるものほど重要度が高い。
コツは野菜を細かく切ることと酢を入れすぎないことだけである。最初に読んだ新聞には「食欲のない妊婦でも海苔に巻いてご飯と食べると食が進む」と書いてあった記憶があるのだが、本当にそのくらい健康的な食べ物である(もし私のレシピで口に合わなければ、うちゃこ説に挑戦してみてほしい)。