もう蒔いてから一週間以上経つというのに、オクラの芽がちっとも出てこない。
「短歌の目」で「菜園は種まく毎に新学期 卒業生らを茹でて食べたし」などと書いたので、微妙にそのあたりの気配を察しているのだろうか。
既に手遅れという気がしてきた。その上、昨日は雪まで降ってしまったので、もう仕切り直しということにして、オクラのスペースには余っていたスナップえんどうの種を蒔いて、ついでに5月以降に蒔くつもりだった枝豆の種も蒔いてみた。
枝豆の種はまん丸で、茶色で埴輪のような色をしている。
ここで一句。
枝豆の種や埴輪の如き玉
こういう場合「種」だから春でいいように思うのだが「枝豆」は秋の季語だし、「や」の位置はここで良いのかどうか、よく分からない。
ちなみに私の中では、短歌派と俳句派で綱引きのように興味の引っ張り合いがあって、いま現在は俳句派が優勢である。