解くのに何時間もかかるような難解なパズルは私にはとても無理で、取り掛かろうという気もおきない。しかし新しい種類のパズルを知って、初歩的なルールを知ったり解いたりするのは楽しい。
先日もたまたま数独の本を貰ったら、その中に「四角に切れ」というパズルの問題が入っていて、解いてみたら面白かった。
このパズルはごく最近できたものらしく、まだ本も少ない。
ルールは以下のようなシンプルなものである。
正方形のマスが並んでいて、黒丸の4とか、黒丸の7などがパラパラと散らばっている。
この黒丸の4は、4と書かれたマスを含めて面積が4になるように「四角く区切れ」という意味である。
面積1の正方形のマスを面積4になるように区切るには、「タテ1×ヨコ4」にするか、「タテ4×ヨコ1」にするか、「タテ2×ヨコ2」にするかの3択になる。
どう切ってもよい訳ではなく、隙間が1マスもできないようにうまく工夫し、周囲の関係を整えながら解き進むことになる。
ここがこのパズルの醍醐味である。
例えば黒丸の9の場合は「1×9」「9×1」「3×3」の3つのうちのいずれかに切る筈である。3通りのどの切り方でも行けそうな場合は、理由が特定できるまでは保留するしかない。
黒丸が5の場合は「1×5」または「5×1」のどちらかで並ぶはずなので、例えばタテが既に埋まっている場合は横に長く「1×5」に特定できる。
といったように、論理的に答が決まってゆく。
どこかで1マス分でも間違えたまま強引に進めると、次第に辻褄が合わなくなって破綻する。最後まできれいに埋まれば、どの部分も全て正解ということになる。
鉛筆で解くよりも、カーソルをドラッグして操作する方がやりやすいので、興味のある方にはnikoli.com の「おためし問題」をお勧めする。
http://www.nikoli.com/ja/puzzles/shikaku/
私は今のところ、おためし問題の8までは9~12分程度で解けているが、早くも限界が来てしまい、これより先の9、10はもう無理のような気がしている。