来月は忙しくなる予定なので、当分このブログの更新は原則として平日(月~金)のうち二、三回程度の更新となります。
と言ってもここ以外の自分のブログで「毎日一回更新」と決めているブログもあって、そちらは相変わらずである。
「たまに」「気が向いたときだけ」というブログも並行してやっているので、せいぜい「このブログだけややペースダウンする」という程度の変更にすぎない。
上記のお知らせだけで終らせるのもつまらないので、もう少し別の話題も書いておくことにする。
自分がブログに書く内容を「ネタ」と呼ぶことに抵抗がある - 意味をあたえる
ブログの内容のことを「ネタ」と呼ぶ言い方には嫌悪感しか持っていないです。しかし自分が好んで読んでいるブログでは概ねそうは言わないですね。
2015/06/20 13:59
別の話題とは先日、エフケータックさんが「ネタ」という呼び方に抵抗があるという記事を書かれていたので、この件についてである。
これを最初に読んだ時は、私も薄々ながら似たようなことを感じていたので「よくぞ言ってくれました!」とやや興奮気味に思った。
「思わず膝を打ちました!」と書きたいほどだが、そこまでストレートな慣用表現を使うとエフケー氏に「そこまでストレートな慣用表現を使うことには抵抗がある」と思われてしまいそうなのでやめておく。
とにかく「俺も嫌なんだよね」と言いたかったし、しかも他の人に先がけて即答で「嫌悪感しか持っていない」とは、我ながらきついコメントである。
しかし冷静に考えてみると、嫌がるほどのことではないように思えてきた。
もともと「ネタ」という言葉は、あちこちの専門職の内部、つまり「業界」の用語・符丁として、たとえば寿司業界、新聞・雑誌などの出版業界、お笑い業界などでそれぞれ「寿司の種」「事件や話題の題材」「出し物の内容」といった意味で使われていたようである。
これらの業界の関係者でもないのに、業界用語を日常で流用するのは、いかにも専門職や業界に対する敬意や遠慮が感じられない、半可通的で図々しい無礼な態度のように思えたので、嫌悪感を持ったのであった。
ところが最近では、ブログから得る収入だけで生活ができているプロのブロガーもいるそうだし、「ブログ業」「ブログ業界」というものが成立しているのであれば、他の業界の言葉をちょっと流用して使う程度のことでカリカリするのもどうかなと思い直したのである。
少なくとも「やめろ」と言いたくなるほど腹の立つ言葉でもないし、ブクマのコメントにも書いたように、私がもともと読んでいる数少ないブログのうち「ネタ」という言葉を濫用している書き手は少ないのであった。
ところで「ネタ」以外にやや気になるのは「超絶」という言葉である。
私の感覚では「超絶」の後には「技巧」が来るはずなのだが、最近は「超絶スゲー!」「超絶ウマイ!」「超絶美人」「超絶使いやすい!」といった使い方が目立つ。これもまだ私には抵抗があって、せいぜい今のところは「超絶使いたくない表現です」くらいしか使い道がない。