「ただし、BGM」ニガミ17才

 

 

「ニガミ17才」と「ただし、BGM」のどちらが曲名で、どちらがバンド名なのか、パッと見た感じでは分かりにくい。

ヴォーカル(男)の外見はいかにも浦沢直樹が描く浮浪者のようで、女性(平沢あくび)の方はアンゴラ村長の上位互換と言われている(納得)。PVの冒頭は、まるで変態夫婦に絡まれているのを懸命に無視して、在日外国人が歩いてるかのようである。

 

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ニガミ17才b

ニガミ17才b

 

 

その先の場面もますます変てこで、PVを2,3回繰り返して見てもしばらくすると思い出せなくなる。タイトルも歌詞も映像も「意味」として頭の中でまとまってくれないので、いつまでも脳みその中で処理できないまま漂っているような感じがする。

 

skream.jp

 

もう少しどこかに説明はないのかと思って探したらあった。

 

-歌詞の"ばばあは十八番を踊りながら 熱燗の湯気をまとって"って、どういう状況ですか?

岩下:これは新春に家族親戚集まってご飯食べてる、そういう場所で。

平沢:和室の広い宴会場みたいな。主人公が中学生とかで、運ばれてきた熱燗の湯気の向こうにいるばばあが色っぽく見える、みたいな感じかな?

岩下:そうそう。そのばばあの下手でスローな踊りを踊ってる空気と、宴会場の雑多な空気がシンクロして、ばばあが何か超越したすべての起源かとまごうみたいな。でも、最初はこのばばあと主人公がエロいことになるはずだったんですけど、あくびが"それはわからん"って。

 

そんなの分かるか!さらに……。

 

平沢:エロいことは常に考えてますけど、歌で意識はしてないですね。

-エロいこと?

平沢:常に○ンコのことしか考えてないんですよ。"あの人どういう○ンコかな?"とか、"こういう○ンコだったらいいな"とか。

 

この発言が良すぎて、眠気が吹き飛んだ。同じような発言を男の側がしたら間違いなく「お洒落且つ変態」では済まずに炎上すると思うのだが、何だかちょっと空振りになってしまったようで残念なような、嬉しいような。