問答無用で即死させる「ザキ」をマスターした

ドラクエに限らず、この種のゲームでは武器を鍛えたり、自身がレベルアップしたりすると、できることが増えるシステムになっている。

でもって自分がプレイしているメンバーの僧侶が、いつのまにか「ザキ」という即死魔法をマスターしていた。以前のドラクエにもこの魔法はあった記憶がぼんやり残っているのだが、久々に見ると何となく気味が悪い。

使うと紫色の巨大な髑髏が現れて、その髑髏が煙で出来ているような感じで、浮かび上がるや否や形を崩して消えて、同時に敵も即死する。

「感触の良い手」「悪い手」といった言い方が将棋の世界にはあって、その表現を借りると実に感触が悪い。

そもそもRPGの攻防は「HP265の武闘家が49くらいのダメージを二回受けて、さらに『つうこんのいちげき』を食らって、急に14になった!」なんてことでハラハラしたりドキドキしたりするので、つまり数字にある程度の感情移入をしているものである。

それがいきなりのゼロ、いきなりの即死では生命倫理に反するのではないか。私がもうちょい年を取っていたら、「昨今のゲームにおける即死魔法は倫理的にいかがなものか」というタイトルで、新聞に投書して図書カードか何かを貰っていたかもしれない。

 

 

しかしそこまで真面目でもないので、よく効く敵にはつい使ってしまう。

 

 

具体的に言うと「しびれだんびら」「メタルハンター」に対しては成功率が高いようである。