俳句の中七音を省いて鑑賞してみる

 

 

「有名な俳句の中7音を抜いて鑑賞する」というのはどうだろうか?

575を55にして読んでみるのだ。

試しにやってみよう。

柿食えば法隆寺

 


静かさや蝉の音

 


流れ去る速さかな

 


赤い椿落ちにけり

 


さみだれや家二軒

 

 

鶏頭のありぬべし

 

 

遠山に枯野かな

 

 


わかりやすい。

省略に省略を重ねた表現から、さらに省略の追い打ちをかけている。

通常よりもさらにスピード感が増し、含蓄も増しているのではないだろうか。

しかも、初心者にとって重荷となっている「季語」の有無などお構いなし、という点もお勧めしやすい。

 

 

 

迂闊に発表すると、どこかの俳句団体から圧力がかかりそうだが、このように鑑賞する方法を編み出したのは、もしかすると世界で初めて、しかも最初で最後かもしれない。