今、カードゲームについてあれこれ考えていて、その制作資金を集めるのにクラウドファンディングという方法がある。
最近では、単に「~をしたい」「~を売りたい」ではなく、社会貢献の要素があると手数料を取られる割合をゼロにできるタイプのクラウドファンディングもあるのだ。
そうなると「こんな風に世のため人のため、社会のために良いものですよ」とアピールすることになる。
もともと教育と遊戯を兼ねたようなゲームなので、
「ゲームとして売れる→宣伝を兼ねて寄贈する(学校や児童施設、NPO法人など)→さらに売れる→また寄贈する」
というサイクルを構想していた。とすると、社会貢献寄りのコースを利用した方が早く進む。
考えてみると、普通に「ゲームを販売する」段階の次に「面白い・つまらない」「好き・嫌い」「売れる・売れない」という市場やユーザーの反応を「じっと待たなければならない」とか、そういう段階を「経なければならない」というルールなどないのだ。
しかも、市場やユーザーの反応は必ずしも当てにならない。
少なくとも万能の神様でないことは確かで、ゲームに限らず「いつの日か、真価を認めてもらえる日が来るはず」なんて悠長なことは言っていられない。
そういう訳で「社会貢献」を梃子にすると、販売、宣伝、資金集め、その他の無駄を大幅に省くことが可能になる。
これはなかなかやってみると面白く、細かい作業を進めている。自己アピール文その他がAIによる自動生成になっていて、たった数行の概要が、あっという間に数十行もの商品説明や意気込みとして生成されたのにも驚いた。
こうなるとゲームの制作販売という過程自体がもう一つのゲームのように面白い。他人の出してくれるお金で遊び、旅行に行って帰ってくるようなものだ。