他の人のブログを読んでいると、急に記憶が蘇って昔のあれやこれやを思い出すことがある。自分の場合、細部をすっかり忘れてしまっているケースが多いので、一つのテーマで書くということにはなかなかできない。
最近三つほど思い出したような、思い出せないような、微妙な例を幾つか挙げられるようになったので、そのことを書いてみよう。
最初は「目立とう精神」という言葉で、小学生の頃には頻繁に使っていたことを急に思い出した。
特別な係や生徒会等に立候補したりするような生徒に対して、
「目くんは目立とう精神だからな~!」
などと、からかい気味に牽制する時に使う。今で言う同調圧力というやつである。
一方で「目立とう精神」という揶揄が通用しないようなケースも思い出した。
中学の時の避難訓練の前の日に、3階のベランダから滑り降りる、袋状の通路をくぐる人をクラスから一名ずつ選出します、という募集があって、
先生「やってみたい人~」
私「はーい!」
と、私一名だけが手を挙げたため、すぐに決まってしまった。
普通はクラス内の権力者がやりたがって、奪い合いや喧嘩やジャンケンが始まったりするものだが、そういう空気になる前に私がサッと立候補して、即座に決まってしまったのである。この役割が格好いいのか悪いのか、魅力的なのかそうでないのか、という場の空気が醸成される前に全てが終ってしまった。
私自身も、前々から一度ぜひあの避難装置を使ってみたいと熱望し、虎視眈々と狙っていたという訳でもなく、今さら言っても仕方がないが、女の子にもてたいとか、目立ちたいといったような他意もなかったのである。単に「帰りの会」をさっさと終らせたい一心で手を挙げただけである。こうなると空気を読むとか読めないといった以前の話で、空気を消しちゃったようである。当然ここには「目立とう精神!」という非難の言葉の入る余地もない。
二番目は昔、「ゾーンビー」と口で言いながらゾンビの真似をしていたような記憶があるのだが、実際の映画ではゾンビが「ゾーンビー」などと言ったりはしないので、あれは何だったのかという疑問である。これは検索してもよく分からなかった。
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三番目は、かつて鉄棒ブームが巻き起こった記憶があって、四六時中「振り子」だの「足掛け回り」だのをやっていた時期が確かにあった。しかし、これはおそらくローカルもローカル、自分の小学校の自分のクラスの、そのまた自分の周囲だけのブームだったようなので、詳細はまた別の機会に譲りたい。