「小学校の頃の思い出に残る友達」とは大げさなタイトルだが、深い意味などないし、感動的なエピソードも出てこない。
しかし一応、勢いだけは出してみよう!
まずは第十位!
ST君!
万引きの常習者で、幼稚園の頃に濡れ衣を着せられたことがある!いま思えば幼稚園の頃から万引きをしていたとは凄い。
続いて第九位!
SK君!
先日、急に思い出して調べてみたら、スキーの立派な選手になっていて、その後でまた別のジャンルに鞍替えしたようだった!
第八位!
AN君!
まったく仲がよくないのに、急にお誕生日会に呼ばれて行った!彼の家はトイレの鍵が壊れており、出られなくなったことだけをよく覚えている。
第七位!
KB君!
いつも自分のお尻をいじっていた!
それだけが印象に残っている。
第六位!
KY君!
何かにつけて腕を絡ませてきて、今思えば少々ホモっ気のあるタイプだった!
「目ちゃんカッコいいね」なんて言われたような気もする。
小学校とは様々な誘惑に満ちた場所であった。
第五位!
HK君!
小学三、四年時の親友で、一緒によく漫画を描いたり、手塚治虫の漫画を貸し借りしたりした!
手塚治虫の初期三部作のうち「ロスト・ワールド」「メトロポリス」はHK君が持っていて、「来るべき世界」は自分が所持していた。手塚治虫全集が刊行中の頃の話である。当時、「新宝島」が期待したほど面白くなかったのでビックリした。
偏差値でいうと県内で上から2番目くらいの超進学校へ行ったはずだが、その後はまったく付き合いがない。
第四位!
UF君!
「ボケトルマン」というあだ名で、そのうち略されて「ボケ」になった!
「キテレツ大百科」に出てくる「豚ゴリラ」というあだ名も酷いが、もっとストレートに「ボケ」を呼ばれてしまい、それが当然と思われるような顔つきだったので仕方が無い。大人からも「ボケ」と呼ばれていた。
調べてみると「ヤッターマン」に「ボケトルマン」という名前のキャラクターが出てくる回があったので、この影響らしい。
第三位!
KT君!
KT君は「チビケン」というあだ名の小太りの子で、転校してすぐ仲良くしてくれた有難い恩人である!
しかし何かの本で「転校してすぐ仲良くしてくれる子は、そのクラス内の実力者ではない」と読んだ時、即座にチビケンの顔を思い浮かべてしまった。
チビケンごめん。
第二位!
MD君!
訊ねもしないのに「警察官になりたい」とよく宣言していた!
中学まで同じ学校にいた筈だが記憶にない。その後、どこの高校へ行ったのかも知らない。
ところが社会人になってからばったりバスの中で会ったことがある。普通そういう時は話などしないものだが、なぜか話が弾んだ。その時は「警察官になりたかったけど、警備員になってしまった」と恥ずかしそうに言っていた。
第一位!
HM君!
小学校低学年の頃は仲が良かったが、中学になると疎遠になった!
たまたま訪問する機会があって行ってみると「別冊新評」の有名作家やSF作家の特集号が本棚にずらーっと揃っていた。当時、なりたての日本SFファンの自分としてはビックリ仰天である。
HM君によれば、その本の写真はみなカメラマンのお父さんが撮ったものだという。ごく気軽な調子で「この本、全部あげるよ」と言われて、飛び上がるほど嬉しかったが、遠慮して断ってしまった。
その後、体が弱いのにヘビメタのバンドをやっていたとか、結婚式をハワイでやったとか噂を耳にしたが、総じてよく分からないセンスの持ち主であった。