「キャロル」を観ていたら突然、テディ・ウィルソンという昔のジャズピアニストが出てきたので驚いた。
出てきたといっても、
「こんにちは!テディ・ウィルソンです!」
と言ってご本人が登場する訳ではなくて、いわば小道具のような感じで曲とレコードが出てくるのだが、それにしてもマイナーすぎて自分でも知っていることを忘れかけていた。
確か「軽音楽をあなたに」(というFM番組)のジャズピアノ特集で聴いたのが最初である。その時に「I've Got The World On A String」をテープに録って何度も聴いて、その後、大学生くらいになってからCDで「MR.WILSON」を買ったのである。
で、何が言いたいかというと「テディ・ウィルソンはいいですね」ではなくて、こういう形で映画の中に不意打ちでミュージシャンが登場したケースが以前にも確かにあったような記憶があるので、思い出そうとして努力したのだがまるで思い出せなかった。
しかし、とうとう思い出しました!と大声で言いたい。
それは「リストランテの夜」という映画で、レストランを経営している兄弟の話である。
この中に、な何と、ルイ・プリマが出てくるのである。
出てくると言っても、
「こんにちは!ルイ・プリマです!」
という登場の仕方になるのかどうか、そこが微妙な所なのではっきり書けないが、気になる人にはお勧めしたい。
気にならないという人は、おそらくルイ・プリマ自体をご存じないと思われるので「何でもベスト3」をお勧めしたい。